欧米のある会社、または外資系の企業を訪ねている(自分はそこの社員ではない)。そこの社員は成績評価のことで皆ビクビクあるいはピリピリしている。案内してくれた知人は、無印(---)でおとがめなく、胸を撫で下ろす。他の多くの者は、1から9までの数字が並んでいて、どこかの数が1つか2つ欠けており、そこに難があるらしい。評価表に桜木花道の名がない、誰かが訝っている。
少しして、不良っぽい少年が上司に怒られている場面に出くわす。少年はデスクのそばに座る上司が目を離している隙に、物差しの角で殴ろうとする。それを見つけた知人は、すかさず何か投げつけて、定規を壊す。
腹を立てた少年は廊下に出て、彼を捕らえようとする者たちを引き寄せる。俺もなぜか捕物に加わっている。三人で囲んだとき、少年は俺を見てニヤっと笑い、カッターを投げてきた(シュッと音がする)。よけたはずなのに、カッターは誘導されて軌道を曲げ、俺の右手の甲を切った。二投目も同じところを狙われ、俺は手の甲から出血。
知人も対抗するが、少年のカッター攻撃が正確で、たじろいでいる。
俺はそばにあった太めのカッターを投げようと構えるが、少年にはなかなか隙がない。接近戦は危険だし、どうしようかと思案しているとき目がさめた。
(よく見ると、リアルの右手の甲を寝床の壁に擦っていた)


<解釈>
案内役の知人の男・・・昔はワルだったという感じの、カッコいい男。自分のそういう側面か、あるいは高次の導き。
ナイフ(カッター)・・・一般に、創造的にも破壊的にも使える力強い手段。追いかけてくるカッターは、恐怖、攻撃性、エネルギーの消耗など。
血・・・流しているなら、エネルギーを失っている。
右手・・・与える方。怪我しているので、エネルギーを補わずに与えすぎている。

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【現況】一泊旅から帰ってきて、少し疲れている(けっこう歩いたので)。
【洞察】自分の作品の(異種)業界での評価が悪くても、気に病まないようにということか。恐れや攻撃性はエネルギーを失う原因である。与えすぎて(創作しすぎて)エネルギーを失っているので、次をあまり急ぐなということか。