見知らぬ学校の広い部屋でエレクトーンの練習をしていた。かなり高級な機種で、学校に置いてあるが自前のものだった。練習とは別に、息抜きか何かで一風堂とか(3連苻か12/8系の)フュージョンっぽいのとか、昔の好きなバンドの曲を適当に弾いていた。
お遊びの方は(完璧じゃなくてもいいので)すらすら弾けるが、本命の曲(失念)は、発表会まで日にちがないのにあまり練習してなくて不安だった。年長の俺は演奏順が終盤で、そんな自分が1人間違えたりして演奏を止めてしまったらどうしようと考えていた気がする。
結構有名な音楽業界の男(失念)が2人くらい談笑しながら通り過ぎていった。
同じ発表会に出る同級生らしき少女が俺の方を見ていた気がする。
それから他の高校の少女たち3人くらい(彼女らも発表会に出るようだ)が通りかかり、俺の楽器に興味を示した。エレクトーンの上部のスペースには、マトリクス型(?)シーケンサーがついた『MD-0001』という49鍵くらいのシンセ(プリセット式?)が置いてあった。他校の少女らは「これ、かわいいー」といってシンセをいじりはじめた。しかし、これも俺個人の楽器なので「勝手に触らないでもらえます?」と言おうか考えていた。


<解釈>
エレクトーン(ドリマトーン)・・・(個人解釈)小1〜高2まで11年間習っていた。6級までいってもっと上手くなれそうだったが、大学受験のために母にやめさせられた。演奏を意味するかもしれないが、電子楽器やそれを使った総合的な音楽のことかもしれない。
試験の準備をしていない・・・(ウォレス解釈)現実の生活で自分の振る舞いを批判的に見ている(このままでは他人に評価されないと思い込んでいる)。結果に期待しすぎている。(ホロウェイ解釈)がんばりすぎ。高い成果を求められるときの不安と緊張。オーバーワーク。(個人解釈)「(英訳などの)予習をしてなくて当てられたらどうしよう」というパターンが多く「やるべきことがあるが今は準備が不足している」とか「常に作曲してないと(経済的に)不安でしょうがない」いう意味かもしれない。

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【現況】モチーフのマンガSSRの曲PGを書いた。極めて音符の少ないテンポも遅い残響を聴くためのピアノソロで、それなりに面白いとは思うが、良いのかどうかはよくわからない。
【洞察】
1.発表会があるのに別の曲で遊んでいるのは、試験勉強があるのについ他のことをやってしまうことに似ている。実は「遊んでいる方が本当にやりたいこと(に通じる)」という人の例がよくあり、それを暗示しているかもしれない。
2.昨日書いた曲は、ちゃんとやらなくてはというプレッシャーがかかった発表会的な真面目な曲(本当にやりたいわけではないが、流れ上やらなくてはならないもの?)ということか。
3.遊んでいる昔の曲は小中学時代によく聴いていたジャンル。自分の(好きな)音楽の原点や源流に立ち返ることを促している可能性もある。
4.他校の女子たちがいったい何なのかよくわからない。勝手に触ってほしくないという思いから、そのシンセが大事であることを俺に教えようとしているのか。
5.シンセは70〜80年代によくある鈍角のL字っぽいデザインを踏襲したもののようで、シーケンサーの形式などを見るに、いかにも電子音楽に使いそうな機種である。エレクトーンもそうだが、やはり電子音楽が好きだと主張しているのか。
6.「MD-0001」というナンバリングが気になる。4桁もあるので、今後多数現れる何かの第1番目を示しているように見える。KORGのM1のように、時代に先駆けた最初の機種という感じもするし、自分の音楽の原点、あるいはその道の第1人者になることを意味しているかもしれない。
7.MDは「MIDI」を省略しているような感じがしたが、はっきりしたことはわからない。
【検証】
2017.10.13にポータブルMIDIキーボード(音源付き)を学校に持ってきている。MD-0001もそうだが、鍵盤の少なさや操作系のシンプルさなど、あまり複雑ではない電子音楽を暗示しているように見える。
2015.12.5に、初心者か老人向けの37鍵くらいのポータブルシンセ(試作品?)。それについて「こんなシンセでもすごい作品つくる爺さんとか絶対出てくる」といって教授と歓談する。