その1)中古レコード屋で70〜80年代くらいのジャズのレコードを鑑定してもらっていた。中田英寿っぽい男は一定の価値を認めたものの「うちで出してる再販のやつだけどね」といった。そりゃこの店で買ったんだからここのもの(専売品)でしょうよ、と俺は思った。
そこで鑑定は一旦おひらきになった。どうやら最初の鑑定はこの店のメモリアル的なオープニングセレモニーのようで、大勢の人々が参加していることに気づいた。売りたいレコードはもう何枚かあったが、後日改めて見てもらおうと思った。売ったレコードの支払いがまだなので、しばらくここでぶらつくことにした。
ホールの人混みの中で俺はある知人を探した。まず、その人の先生らしいグラクソンさんという北欧人っぽい中年女に出会った。


<解釈その1>
【現況】どうにもこれというネタが見つからず、モチーフATの曲を書こうと思ったがまったく書ける気がしないのでやめた。モチーフSMやSFマンガ用の作曲を計画した。
【洞察】
1.売りたい古いレコードは、前々からためていた古いモチーフということなのか。
2.会場で会った北欧人の女先生は何を示しているのか。北欧風の音楽を推している?




その2)夜、6畳くらいの狭い部屋に若い親と小さな子供が数組集まっていた。これからアニメの上映会があるようだ。テレビは1人用の小さなものだった。どんな作品をやるのかと思っていると、ポケモンだとわかった。俺は「ポケモンかぁ...」(元々興味なし)と思ったが、ここに来た以上まったく見ずに帰るのも癪なので、一応見ることにした。
アニメが始まると、なぜか80年代後半〜90年代前半あたりのサンライズ的なメカ系SFだった。(ガンダム後の世代のためか)あまりメジャーではない感じ。第1話はオープニングシーンの少し後に、旧オープニングらしきシーンが繋げてあって、初回だからか粗い作りだなと思った。
話が進むとキャラの顔がはっきりしてきて、美樹本キャラっぽいなと思った。
ポケモンじゃなく)これなら見られるかもと思ってふと気づくと、さっきの親子組はみんないなくなっていて、長ソファに父(故)が足を伸ばして寝転がっていた。他に1人誰か知っている子供(?)が離れて座っている。テレビの位置がさっきと違う。俺もさっきと違い長ソファの端に座っていたが、父のせいで窮屈なので他のポジションがないか探していた。


<解釈その2>
夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。

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【洞察】ややレトロなSFアニメが出てきたのは、その世代の影響を受けたSFマンガ(EAとNKのことか)をモチーフに曲を書くことを示しているのか。




その3)デパートのような店からの帰り、エスカレーターや階段を下りていくと、特急の座席が階段状になっている狭い所に出た。そこをどうにか通って下りた。
するとそこは電車の中だった。大阪の中心街から出る阪神電車で、各駅のようだ。俺は東の方へ帰りたいのだが、どっちに向かっているのかよくわからない。とりあえず1駅行くと西に向かっているとわかった。降りようかと思ったが、その駅はホームがセパレートで跨線橋もなくいったん改札を出なくてはならないタイプなので降りなかった。
先頭車内は少し混んでいる。発車すると、走っているのにドアがゆっくり開いてしまった。これは通報案件だと思った。ドアのすぐ横、制御盤のある所に車掌が立っている。客は車掌に非難の視線を向けたりクレームをつけたりしたが、車掌に反省の色はなく何かぶつぶつ言っていた。
2駅目はやや大きく跨線橋もあるのでそこで降りた。東へ向かう特急らしき電車がちょうど来ていて発車するところだった。俺はそれに飛び乗った。
車内の座席はは8割くらい埋まっている。俺は座りたかったが絶妙に1人で座れそうな所がない。座席は大小や前向き外向きなどいろんなタイプがあった。内から外を向いた背もたれのない小さなイスが空いていたが、それでは寛げないのでもっと探すことにした。
先端の展望窓が見えて、とうとう先頭車(最後尾?)まで来てしまったと思ったが、やはり微妙に空いてない。そのとき、ふと振り返るとボックスシートの片割れを拡大したような座面の広いシートが3人分くらい空いていた。ちょうど展望窓の正面だ。座面はちょっと硬いけど一番いい席じゃないのかとテンションが上がり、そこに座ることにした。


<解釈その3>
階段・・・(ベサーズ解釈)人生の方向。上るなら正しい方向。(ケイシー解釈)道。人生で待ち受けている困難(横板のない〜)。あらゆる種類の上昇。生活が今までよりマイナスになってしまう何かをする(〜から落ちる)。成功。一連の様々な出来事や努力による改善。社会的名声の増加。(ウォレス解釈)特定のキャリアの進路と安定した進路を考えている。物事を好転させようと挑戦的になるほど道は険しくなる、つまり適度なペースでコツコツやったほうがよいということ。
列車・・・(ベサーズ解釈)人生の旅。方向を定め操縦していく力。物事を進展させて、成長・変化していく必要。好機。適切な進路に従う。機関車ならゴールに到達するすさまじいほどの力。(ケイシー解釈)人生の旅。人生の状況において方向を定め操縦していく力(運転士)。物事を進展させて、成長・変化していく必要。好機。一連の考え。活力。軌道に乗る。(ウォレス解釈)特定のキャリアチャンス。自分が望むキャリアへの出発ホームを見つけようとしている(正しいホームに行こうとしている)。(ホロウェイ解釈)自分のレールを見直すとき。(フォンタナ解釈)旅の途中で援助を受けている。与えられた機会を取り逃がす(間違った〜、目的地を乗り過ごす)。
駅・・・(ベサーズ解釈)人生の旅の途中で立ち寄るところ。変化する段階。目標を決める明快さを得るための休憩所。(ウォレス解釈)仕事のチャンスをつかまえる場所。

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【洞察】
0.阪神電車は乗ったことないのだが、初出。
1.帰りたい東の方は東京を目指している感じがあり、おそらくそちらが自己の中核を示していると思われる。
2.間違った方へ向かったがすぐに気づいて引き返すのは、モチーフの選択について示していると思われる。電車も各駅から特急へランクアップしており、あとの選択が正しいと示しているのであろう。
3.混んでいても妥協せず快適な席を探しているのは、最も欲しているもの(一番書きたい曲)を粘って探し出すことを暗示しているのかもしれない。