実家の物置部屋にある古いものを母が整理していた気がする。それらを俺の下宿に送るためだったか。
内部の脚(電球受け?)が3つある懐中電灯があったはずだから、探しておくとのこと。
それから、樋口一葉の『こころ』という小説について誰かの解説があった。初版本は製本技術が足りないせいで三百部しか刷られなかったという。第二版は新しい○○圧着法(○は失念)が導入されたが、初版より刷数が少なかったらしい。母によるとのその第二版が物置にあるとのこと。希少品なのでヤフオクで売ればそこそこ生活の足しになるかもと思った。現代まで含めて版は全部で4つあった気がする。


<解釈>
物置(クローゼット)・・・(ベサーズ解釈)人生に対する姿勢、アイデア、記憶を蓄えておくところ。生活の一番大切なものごとから自分を隔離しているものを、少し処分する必要がある。
電球(電灯)・・・(ベサーズ解釈)明かりが点いているときはアイデアが光り輝いていることを、消えているならエネルギーの場を広げて新しいアイデアを見つけることを表す。(ケイシー解釈)理解の光をもたらすもの。自分自身の真実。
本(書物)・・・(ベサーズ解釈)あなたの人生の本。今生での目的。人生設計の知識。重要な学びが近づいている。(ケイシー解釈)知識。手に入れた教訓。記憶。アイデアアカシックレコード。(フォンタナ解釈)知恵、知性、人生の足跡。

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【現況】実家の母に最近歌を書いていないといわれ、デリカシーのなさがショックだった。言われなくても充分わかってるし、成功への渇望から焦って先を急ぎ曲を量産しすぎたせいか、あるいは5年以上やったのに報酬や印税がほとんどなかったせいか、気力の低下で書きたくても満足に書けない状況であることを延々と書いて返信した。
【洞察】
0.記憶の整理かもしれないが、それだけではない気もする。
1.『こころ』は夏目のはずだが、なぜ樋口が書いたことになっているのか。最近、テレビの鑑定団で樋口が出てきたので、その影響か。
2.自分の作曲に照らし合わせると、初版(第1期)は技術(アレンジやMIXなど)が足りなかったのであまり売れなかった。第二版(第2期)は技術は向上したものの、別の何らかの理由でむしろ売り上げが低下した。現在はここであり、物置の整理はその時期の終わりを示しているのか。版が4つあることから、まともに食えるようになるまであと2つ段階があるということなのか。