アキバの電気街っぽい通りを歩いていた。歩道を見ると、不要だからと買ってすぐ道に捨てたマニュアル(家電用など)や雑誌が敷き詰めてあった。けっこう前のことなのに、未だに残っていて驚いた。強面の若い男とすれ違い、少し目が合ったが、特に何も言われなかった。道を汚したとわかっていたが、俺は見て見ぬフリをして通り過ぎようとした。するとウッチャンが現れ、何かつぶやきながら、道に捨てた本の回収を始めた。積み重なった本は、いつの間にか茶色いタイル板のようになっていた。
場面変わって、作業場のような部屋。俺はある男と一緒に、子供のチャリ用らしきランプ付きブザーを修理していた。スイッチを入れるとランプ(赤だったか?)は点いたが、音が鳴らない。俺はランプを外し、さらに分解して、原因を突き止めようとした。その後、ブザーの音を聞いたような気もするが、よく覚えていない。


<解釈>
捨てられた・・・一般に、自分の成長に必要なくなった性格や態度を捨てること。または、他人に力を与えることで起こる心の迷い、喪失感。自分の内奥にある資質と強さを無視し、捨ててしまうこと。
茶色・・・一般に、現実性、基盤、地に足をつけること。心の動きや精神面に心が偏りすぎて、バランスを崩している。
タイル・・・一般に、保護のための覆い。冷たい、硬直したもの。創造力あふれる表現。
修理・・・一般に、修理する必要のあるもの。
修理工・・・一般に、体を日々維持する役目。肉体の手入れ。休む必要。
ブザー・・・「ベル」の類なら、警鐘のことか。

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【現況】コンテスト用曲#Aの歌詞を採用決定した。応募者一人ずつ批評するのはやめ(率直に指摘すると相手が落ちこんでしまい、もう応募してこないのではという恐れがある)、総評という形にした。採用者と歌詞修正の相談のやりとりをした。細かく言うとキリがないので、引っかかるところだけ言うことにしている。
【洞察】
1.マニュアルが基本事項を表すなら、初級の作詞家に嫌われることを恐れ、歌詞の基本的なことを教えるのを怠ったということか。芸道のリーダー的側面が、それらを回収している。茶色いタイルになったのは、(創作の)基盤となる事項であることを強調していると思われる。
2.ランプは点くものの、メインであるブザーが故障している。相手に警鐘を鳴らすための主たる機能が不調である。衝突を恐れるあまり言いたいことを遠回しにしている。意見ははっきり言ったほうがいい(状況の見た目は悪くても結局は吉なのか)ということだろうか。




【今日のカード】Sea Slug(海とのつながり、個性・良質の水)/Divine Order(天の導き・大天使ラギュエル)/Sugilite(黄金の夢)/106 The Archangel Ratziel(内なる錬金術を通して条件付けのパターンを変容する・リーダーとしての資質)