その1)どこかの通路を歩いていると、ハンドクリームのお試しコーナーがあったので寄ってみた。よく知っているワムナールっぽい商品はいつもよりクリームが薄くて、たくさんつけないと効果がなさそうな感じだった。もう一つの少し高級そうなやつは濃すぎてベタベタする感じだった。それよりも自分の手自体が毛羽立っていて抵抗を生んでいると感じた。
ほどなく店員らしき若い女が近づいてきて症状を訊かれた。俺は「指と指の谷間に老廃物がたまっているような気がする」と言った。女店員はクリームではない別の情報(内用のもっと高そうな商品)を口にした。聞き取れなかったので左耳を傾けてもう一度聞いた。知らない名前だったので、結局何のことかわからなかったが、一応わかったようなフリをした。
<解釈その1>
クリーム・・・一般に、豊かさ、チャンス、養い育てること。化粧品なら体のための保護。
左・・・一般に、知的で道理にかなっていること。ものごとを受け取る方。
耳・・・一般に、しっかり聞きましょう。耳を澄ませましょう。
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【検証】このあと、強い紫外線と逆風の中で50kmもチャリを走らせ、かなり疲労と日焼けをした。そのことを言っていたのかもしれない。
その2)大きな地震があった。2〜3秒くらいの短いものだったが、実家の居間の天井が割れた。テレビは映っていたが、俺は「テレビつけて!」と叫んだ(NHKを映せの意)。
再び地震があり、今度は液状化したのか、地面が割れて水浸し(色は透明)になった。裂け目がどんどん広がり、俺は近くにいた母と離ればなれになった。俺は遠くなっていく母に「必ず帰ってくるからな!」と叫んだ。やがて地割れの広がりが収まると、俺は飛び飛びになった地面を駆けて実家に戻った。
倒壊した家に残っていた母は無事だった。近所の子犬たちがお腹をすかせて寂しそうにうろうろしていた。母が何か食べ物を持っていたようで、子犬たちはそちらへ寄っていった。子犬なら俺も触ってみたいと思ったが、行動には至らなかった。
母は絵画も陳列していたらしい。近所のある女が「ヨットの絵が欲しい」と切望して、その絵(やや抽象的な絵)を持ち帰った。
ツナマヨっぽいパンが残っていたのを見つけた俺は、母に食べないのかと訊くと、「そういうのは口に合わないって言ったでしょ」というので、「食べていい?」と訊いてからパンを口にした。そのときの母はサラ・コナーのようにたくましく、一方俺は子供っぽくなっていた。
<解釈その2>
地震・・・一般に、大きさによるが、突然の日常生活の変化を表す。
子犬・・・一般に、男性的で決然としたあなたの新しい側面。愛し育み育てることが必要。
絵・・・「写真」の類なら、ものごとに対する見方。
ヨット・・・一般に、感情について学んでいるところ。
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【検証】
1.その日、本当は楽をしたかったが、意地になって無茶なチャリ走行をし、ひどく疲れてしまった。感情的で良からぬ行動(水浸し)をとり、体(実家)を壊すかもしれないことについて、忠告していたのかもしれない。
2.感情についてもっと学ぶ必要があるということ。
3.男性的な新しい側面を育む必要がある。
4.胃がもたれそうな食品は、直感や創造的側面に合わないということか。