有明海の上にかかる橋を渡って、発電所を見学している。何かのデータを示すパネルを見ると、汚染や自然破壊に反対する、生物学ナントカという少数政党が立ち上がっていることを知った。その発電所は汚染をまねくので、俺はまた海の上の橋を引き返してきた。


<解釈>
海・・・一般に、尊重され、賢明に活用される、巨大な感情のエネルギー。生命力のみなもと。
橋・・・一般に、移り変わり。古いものを手放し、新しいものを取り入れること。意識と通じ合うレベルなど。
発電所・・・「発電機」の類いなら、高次の自主性(エネルギー)のことか。
汚染・・・一般に、考え、言葉、行動を一掃する必要がある。
政党・・・「政治家」の類いなら、導きあるいは、誰かあるいは自分のある側面が、ものごとを行うある特定の方法を、受け入れさせようとしている。

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【洞察】寝る前に、火の鳥の第二巻を読んだことが、影響していると思われる。希有の作家が希有の作品を残したのに、なぜ世の中はよくならないのかと考えたことへの回答かもしれない。
1.特定の作家の思想(手塚治虫は医者でもあり生物学に通じている)が、高次の自主性を脅かしかねないという示唆。
2.発電所自体もういらないという考え方。