その1)見知らぬ場所にいた。誰かの脛の上に、老いた西田敏行がもたれかかっていた。彼はとても疲れているのか、はじめは眠ってしまうように見えたが、これは死んでいくのだとわかった。彼は生前よく尽くしてくれたようで、苦しまずに穏やかに死ねるのはボーナス(のようなもの)なのかなと思った。
【洞察】西田敏行といえばピアノだが、ピアノを使うのはもう古いということなのか、あるいは今日は作曲に向かないということなのか。
その2)見知らぬ公園のようなところにいた。タイのプロサッカーのジュニアチームらしき黄色ベースに赤文字のユニをきたタイ人らしき少年Aが、シャドーでフェイントを見せながらこっちへやってきた。
Aは右手の小指の真ん中あたりにできものができていて痛そうだった。俺ともう1人の誰かは「悪くなるから触らないで」といった。Aは強気に触ってみせたが、やはり痛そうだった。
【洞察】なぜタイのチームのタイ人なのかはわからない。次は東南アジア系の曲調ではないということなのか。あるいは創作的に不調ということか。
その3)見知らぬ知人らしき(メガネの?)若い女Bが運転する車に乗っていた。車は郊外の小山に向かう坂道を上っている。Bとはこれまでに(夢で?)何度か会っていた。
今日は天気が悪いし長居するつもりはなかった。ただ、Bがデートしたいというならメシくらいはいいかなと思った気がする。
【洞察】天気が悪いので創作的に不調だが、街に出たり心身の栄養をとるのはいいということなのか。
その4)見知らぬ薬屋でバイトしていた。客はいなくて暇だった。
短い髪にチリチリなパーマをかけてまだらに金髪にした同僚の若い女Cは、他の同僚に「私も会議で(職場改善などの?)意見を出すようになった」といった。それはともかく、あんな姿で店頭に出てもいいんだろうかと思った。俺も何かしなきゃと思った気がするが、何も思いつかなかった。
店のバックヤードへ向かう出入口のあたりに、脚が欠けて傾いただいぶ古そうな何かの機械があった。正面の赤いランプがゆっくり点滅していて、電源つけっぱなしだけどいいんだろうかと考えていた。
【洞察】
1.客がいないので、今日は作曲の機会はなさそうか。
2.おしゃれ髪の芸術肌っぽいCは、渋谷(アール・ブリュット展)に行くことを示唆しているのかもしれない。
3.傾いた古い機械についてはよくわからない。疲れているので今日はオフにしろということなのか。