その1)高層ビルの上階のある大きな部屋にいた。何かの会社の会合のようだ。俺はタモリと一緒にいた。イスはなく、畳か床に直に座ってローテーブルに向かっていた。

ビルが揺れてきて地震だと思った。それで歓談は中断された。大きな地震とまではいかないが、けっこう長く揺れていて皆、不安そうにざわめいた。だがよく聞いていると、隣か下の階で重機を使った工事をやっているようだ。揺れはそのせいではないのかということになった。不安そうにしていた俺に、タモリは笑顔で「あなたは必要だから」といった。

いつの間にか、空飛ぶ床か絨毯のようなものに乗っていて、タモリと共に外を飛んでいた。そしていつの間にか、地上に降りてタモリが経営している店(?)の前にいた。

そこに入ったとき、俺は「靴置きっぱなしできちゃった」といった。タモリはうっかりしていたようで苦笑していた。俺は「いつも感覚で置いているから、いつもの手順通りそこを通って出ないと、どこにあったか忘れちゃう」みたいなことをいった。

タモリは笑って、彼の店の商品(靴屋らしい)である、安っぽい光沢のある白いスニーカーをくれた。値札には1180円、サイズは28cmとあった。まあ、どのみちこの1回しかはかないだろうから、これで充分かなと思った。

誰なのかわからない俺が店にやってきて、タモリの知り合いからは不思議そうに見られていた気がする。俺はタモリ倶楽部にも出演していたようで、芸名テロップもないし一体誰なのかということになると「強いていえば(タモリと)友達かな」といおうと思った。

 

【洞察】

1.高層ビル→地上というのが、天界→下界の対応のようにも思える。

2.地震は、自信がないことかもしれないが、世の中の激動のことかもしれない。しかしよく観察すると、変化(新しい世界の建設?)の途中ということなのか。

3.タモリは高次的な存在が化けているのかもしれない。あるいは弁財天のような芸能の神か。「あなたは必要だから」というのは、芸の世界に必要な存在だ(だから引退するな)ということなのか。

4a.靴は(地上での?)役割を示すのか? タモリがうっかりして俺の靴を置きっぱなしにしてしまったが、代わりにもらった安物は、今は暫定的な状態ということか。

4b.「感覚頼みで手順がある」ことから、あっちの世界(天界?)へ渡るための靴の可能性もあるか。つまりタモリ(芸能の神)が経営している靴屋=神社ということ?

5.無名の俺がタモリと友達というのは、誰にも知られていなくても芸の神とは友達だということなのか。

【参考】昨日、青渭神社(惣岳山)を訪れている。

 


 

その2)バスに乗って実家の方へ向かっていた。実家が近くなってくると、運転手は先を急いでいるのかアクセルを踏み始めた。

旧清掃事務所の脇の道に入ると、トレーラーが2台やってきたが、バスはもう1本の(?)対向車線に出てまでそれを避けて進もうとしていた。こんなことをしていたら事故りそうだなと思っていると案の定、実家のすぐそこの交差点で大型の車とぶつかり、フロントガラスの上部が割れた。

バスはそれでも走った。俺はふと思い出したように、慌てて降車ボタンを押した。バスは同じ条丁目の旧バス停(リアルで昔あった)に止まった。

これは事故だし、俺はタダで外に出ることも考えたが、500円玉を両替して律儀に運賃(280円くらい)を払った。おつりの中に、折れた鍵の修復用のパーツ(鍵の先の方)が混ざっていた。

運転手は「本日の運行はここで終わりです」みたいなことをいった。客たちはざわついたが、ここで降りるしかなさそうだった。

 

【洞察】

1.(その1の解釈も踏まえてか?)作曲を急ぐなということかもしれない。

2.おつりの中に混じっていた鍵の修復パーツは(この苦境を解く鍵的な?)意味ありげに見える。金をケチらないことに何か意義があるのか。

3.(2022.7.26追記)下宿を出て実家に帰ることについて暗示している可能性もある。早急で事故っている割には、最も近いバス停にたどり着いているのが意味深に思える。鍵のパーツは実家の鍵(母との関係の修復?)のことか?

 


 

その3)父(故)の車で2人で実家の方へ向かっていた。あるターミナル駅の前で、車は対向車線のさらに向こう側(ターミナル側)に入った。対向車は大丈夫なのかと思ったがほとんど来なかった。ただ、歩行者がけっこういた。それを避けるためか、父はだいぶスローで走らせていた。

ターミナル前を抜けると、父は徐々にスピードを上げ始めた。ミラーで後ろに車が並んでいるのが気になっていたが、これで解消しそうだった。

 

【洞察】その2と類似か、解釈をふまえた夢と思われる。ここはいったん(作曲のペースを)スローダウンすべきということだろう。

 


 

その4)ウッチャン江角マキコがプールに入って、何かの番組での挑戦をしていた。前回は失敗だったようだ。今回も失敗してしまい、2人は呆然としていた。ウッチャンは半ベソの江角をなだめていた。

江角の頭は妙にてかりがあり禿げているのかと思ったが、ツーブロックのように刈っているようだった。

 

【洞察】今は何かやろうとしても上手くいかない時期ということなのか。

 


 

その5)実家の自室らしき見知らぬ部屋にいた。さて作曲するかとMIDIキーボードを取り出したが、リアルで持っているやつと違っていた。フルピッチだが、1オクターブ+黒い白鍵がその左右にいくつかしかない(なぜか端にデジタル時計もついている)という、別のものだった。

俺はピンときて、机に向かっているかなに詰問した。「(他の人のやつと)取り替えただろう?」とか「なんでだ」などと訊いたが、かなは泣きそうな顔を横に向けるだけで、何も言ってこなかった。

 

【洞察】

1.自分のMIDIキーボードが取り違えられていることから、これも「今は作曲をやるべきではない」という示唆に見える。

2.(2022.8.18追記)実家に戻った場合、時間や音楽的制約(=鍵盤が少ない)を受けるので、うまくいかないだろう(=かなが泣いている)という忠告かもしれない。

 


 

その6)母は特大の爪切りに握力用のハンドグリップの機能がついたものを俺に見せて「握ってみて」といった。俺は「これって20キロ?」といった。母は曖昧にうなずくだけだ。爪切りに刻まれた長い英文を見ると、途中に『20kg』とあった。両親にとっては大変そうだが、俺は20キロなら余裕で何度も握れると思った。

 

【洞察】爪切り(爪の長さ)と握力に関係があるということなのか。何らかの喩えと思われるが、よくわからない。

 


 

その7)大学の休み時間、学内の(?)プールに行った。そこで見知らぬクラスメイトの女Aと、蛍光黄緑のやわボールでキャッチボールをしようとした。だが、上の方にいるAが投げた1球目でもう球を見失ってしまった。

あちこち探しても球は見つからなかった。いつの間にかAはいなくなり、プール客もいなくなっていた。時計を見ると10時半過ぎくらいだった。休み時間はまだ少しあるはずと思ったが、もしかするともう授業だったかもと思った。

 

【洞察】その4に続いてプールの夢だが、よくわからない。その4と同様、今は何かやっても上手くいかないという感じか。

 


 

その8)実家の見知らぬ自室で母といた。俺はシャ乱Qの新曲をかけてやった。何十年ぶりかの新作らしい。「これ新曲だよ」というと、母はCD棚の下の方を見た。そこには8インチシングルCDがたくさんあった。

ジャケットを見たいのかと思ったが、そこに小さな虫か何匹か走っているのを見かけた。虫はそのうち小さなサソリ(?)のようなものに変わっていた。

 

【洞察】シャ乱Qはボーカルの都合上、新譜はあり得ないはずでナンセンスということか。やはり新しい曲を書くとそれなりに煩い(虫・サソリ?)があるということなのか。

 


 

その9)F社KN店っぽいインストア薬屋でバイトしていた。子連れの若そうな女客Bがやってきて「青汁がどれかわからない」といってきた。俺は健食コーナーで商品を指し示した。2つくらいあるはずだが、Bは1種類しかないのかと思ったようだった。

その近くに、大人用紙おむつもあって、その話もした気がするがよく覚えていない。

 

その10)F社KN店っぽいインストア薬屋でバイトしていた。太った30〜40代くらいの女客Cがやってきて、壊れた黒いラジオをカウンターに置いた。通常の形ではなく、非常持ち出し用っぽいやや筒状の形状。

Cは白石由竹っぽい店員に「調べてくれ」とか「電器スタッフに訊かないのか」みたいなことをいってきた。俺は「これは電器店の専門の人に見せないと...」といった。Cはそれには応えず、相変わらず「訊かないのー?」と白石に迫った。

アズレンの瑞鶴っぽい顔の店員が、迷惑そうな顔をして(何とかしてほしいみたいに?)俺をチラ見していた。

 

【洞察】作曲の話なら、上記の夢と同様、調子はよくない感じに見える。ラジオの故障は直感力の低下を暗示しているのか?