その1)ある空港へ向かうバスに乗ろうとしていた。高校時代の巽と誰かがいた。巽は「もし(バスが)遅れたらどうしよう」といって心配していた。俺は思わず吹き出し「バスが遅れても飛行機が飛ばないわけじゃない」みたいなことをいった。

 

【寝る前の思考】明日は倉庫HLのバイトを受けるつもり(もしくは倉庫RC)だがそれでいいのか。他に情報はないのか。

【洞察】答えているのかよくわからない。バイトに就くのが遅れても上昇できないわけではないという話? あるいは、バイト探しの混乱で作曲活動が遅れることを懸念している(だが心配はいらない)という話かもしれない。

 


 

その2)夜、父(故)と共に見知らぬ郊外の路地を歩いていた。ある食堂に入ると、俺は父に続いてそのままここを通り抜けようとしたが、店のおばちゃんに「今日は食べてってくださいよー」といわれた。

これまでしばらくの間、俺はここをトイレを借りるだけで通り過ぎていたので、さすがに断れなかった。「じゃあ何か食べてく?」と父にいったつもりだったが、父はすでに外に出てしまっていた。

最近は家で簡単なものばかりだったので、本当はたまにはここで食べたいと思っていた。俺だけでも食っていくかと思い、壁にたくさん貼ってあるメニューを見始めた。

 

【寝る前の思考】その1に同じ。

【洞察】

1.答えているようにはあまり思えない。食堂は心身の栄養を得るための場所や機会のことか。

2.父は小説をよく読んでいたのでそのことを象徴しているか(あるいは俺を食堂へ導いたのか)。今読んでいる「三体」のこと(それが気に入ったということ?)を暗示している可能性はある。

3.食堂や食事が「食っていく」ことを暗示しているとすれば、おばちゃんの台詞は「今回のバイト応募はスルーできない」(食堂を通り抜けるかトイレばかりだったのは、バイト募集を見てもスルーしていたり不平を言ったりしていたことか)ということかもしれない。

 


 

その3)2日間だけ女になれる催眠を受けられることになった。催眠をかけるのは見知らぬ知り合い(?)の女たち(2人くらい?)だった。

俺は見知らぬ浴室で裸でいて、股を確認しながら「これが女(の性器)かぁ...」といって感心するんだろうと想像した。実際、女の性器になったイメージが一瞬あり、余計な男根がなくなっていい感じに思えた気がする。

女に目覚めたら、男の体に戻っても内面的には戻れない気がした。

 

【寝る前の思考】その1に同じ。あるいは何もかもうまくはいかないと諦めた。

【洞察】

1.答えているかはよくわからない。なぜ2日間だけ女のフリをするのか、しかもそれを希望している感じすらある。

2.男の性欲(あるいは攻撃性)が邪魔でそれを(自己催眠で?)抑制するということなのか。

3.女は受け身(受動)の象徴であり、つまり「能動的にはどうにもならない諦め」を暗示している可能性はある。乳房を得た喜びではなく、ヴァキナだけ注目していたことからもそれが伺える。答えているとすれば「そのバイトを受け入れるしかない」ということかもしれない。