その1)見知らぬレコード屋に母と来ていた。俺はレコードを3つ買うことにした。結構な額(4500円くらい?)になるので、他にある高いものを買うことを考えて迷ったが、一応買うことにした。

レコードを店員の中壮年の男Aに見せると、Aは「それはYESの『Moving Pictures』ですね。限定1万枚のやつだ」といった。映画のメイキングのような写真をそのまんま使ったジャケットが特徴的で、1985年あたりの作品のようだ。Aは「あなたに持ってもらえるならこのレコードも本望でしょう」みたいなことをいった。

プログレ時代のものではないしすごく優れた作品という印象ではないが、ともかく貴重な音源のようなので俺は「自分なりの楽しみ方を考えてみますよ」といった。

もう1枚は日本の若い女のアーティストで『Macha Macha』という名だった。これは愛称で本当の名は他にあるのだが、よく覚えていない。スリムな体の全裸の本人が、水辺でぼんやりと写っているジャケットが印象的だった。これもかなり個性的な作品のようだ。

3枚目はよく覚えていない。

 

【洞察】

1.リアルには存在しないタイトルのレコードだが、YESのタイトルはRushのヒット作と同じなので、やはりプログレ感を多少匂わせているかもしれない。

2.本人が全裸で映るジャケットという、リアルならあり得ないくらいの個性を印象づけているように思える。

3.なぜCDでもMP3でもなくレコードなのか。じっくり聞くこと、あるいは聞かせることを意味するのか。

4.単純に音楽(作曲)への復帰に誘導しているという見方もできる。

 


 

その2)見知らぬビルのあるフロアにいた。そこにはタモリがいた。俺とタモリは友人に近い知り合いという感じ。そこは何かの会社のオフィスにもなっている(デスクなどはほとんどなくフロアマットの床が広がっている)ようだった。

俺とタモリが親しげに話しているうち、彼らはタモリが本物だと気づいたようだった。俺はちょっと自慢げな気分だった。

それから別室に行った。そこも似たような部屋で、会社の人間が何人かいた。そこでタモリはバック転や側転の連続技などをやりはじめた。もういい歳なのにそこまで動けることに俺は驚いた。俺は「これはさすがに所ジョージにはできないですよね」とタモリにいった。

 

【洞察】

1.タモリはエンタメの大物の象徴か人格、もしくは神的や高次的な何かが彼に化けたものと思われる。

2.若者と同等とはいえないものの、年齢を感じさせない動きは、歳をとっても体を動かしておくべきという話なのか。あるいは作曲のことなら、体がなまらないよう常に書いておけという話か。

3.所ジョージを批判する夢が前にもあったが、彼は自分では運動しなかったり金に任せて物を集めているだけなので、それを嫌っているということかもしれない。