東農大の1年だった。講義室というものはなく、普段は控え室のようなところにいた。授業は実習室に移動してやるようだった。

クラスメイトから何かの相談を受け、それに答えてやった。内容はよく覚えていない。

大学に入って2ヶ月くらい経っていた。そろそろ入学金(52万くらい)を払わなくてはならないが、俺にはその金が全くなかった。それは始めからわかっていた。自室のPCのSNSで入学金に困っている人の話を検索しようと思ったが途中でやめた気がする。

俺は大学を辞めることにした。そもそも大学に行かなくてもあまり問題はないと思っていた。バイトだけで何とか暮らせる(手取り13万くらいのイメージ)ので、金の負担になることはやる必要はないように思えた。

せっかく仲間ができたし急に辞めるのもどうかとは思ったが、相談にも乗ってやれたし、役目は一応果たしたのかなと思った。

 

【洞察】

1.大学、特に辞める話は作曲業の中止と関係があることが多い。

2.有料配信用に過去曲の再編集をやっているが、ストックを全てそうして出したとしても、それから新曲を書けるような気はしていない。2ヶ月というのはその作業を続ける期間であろう。曲を出し切ったら今度こそ引退ということかもしれない。