その1)見知らぬキッチンにいた。流し台のシンクのところに霧吹きが置いてあった。排水口のそばで、魚が水がなくて死にそうになっていた。そこで俺は霧吹きで水を撒いてやった。魚は息を吹き返した。ただ、水の量が限られているので、泳げるのは霧を吹いたところだけだった。
それを見るのが面白くて、俺はずっと霧を吹き続けていたが、いつの間にか水がなくなっていた。どうやったらまた霧吹きが使えるのか、それとも誰かが引き継いでくれるのか、などと思った。
その霧吹きの水は、メモ用紙という概念に変わっていた。PC画面を見ると、ジョブズっぽい男が「WebPadなら紙と違って無限にメモできるのでいいですよ」みたいなことをいった。今はそれを誰が作ってるんだろう、ジョブズの遺産なんだろうか、などと思った。
ある人の話では、WebPadには同名のニセモノが存在するようで、注意したほうがようさそうだった。
【洞察】
1.「魚に霧吹きをかける」のは、埋もれて干からびそうになっている曲に再び息を吹き込む作業(今やっていること)のことであろうか。
2.「水の量に限りがある」のは、曲を蘇生するといっても、原作に大きく手を入れて手間をかけるほどの力はないので「せいぜい水を吹きかける程度」なのかもしれない。それでも面白いとは思っているのか。
3.しかし、やがてその力も尽きるか、あるいは作業するネタが尽きるということか。
4.霧吹きからメモ用紙(WebPad)への変化がよくわからない。MacやiOSの「メモ」とは違うものなのか。テキストをたくさん書くという予見なのか。
5.「無限に」というのが肝で、霧吹きの水が尽きるのとは対照的である。無限に創造性が湧いてくるような「何か」を示していると思われる。メモ→テキスト→文章作品の可能性はあるが、よくわからない。
その2)テレビか何かでアンパンマンをやっていた。アンパンマンはカーレースに出ていて、その様子を見ていた。結果は定かではない。
そのレースの(解読不能)なのか、割引券のようなものをもらった気がする。湿布か何かが税込み627円より安くなりそうだった気がする。
その3)見知らぬインストアの薬屋(構成はF社KN店に似ている)でバイトしていた。
老人の客Aがやってきて、入れ歯の安定剤を探していた。Aは「シートタイプがない」といった。Aが求めるメーカー品は店になかったが、少し大きめの箱に入った32枚入りの類似品ならあった。その箱を開けて中身を見せた。
Aは「それでもいい」とか「暇そうだから売り上げに貢献してやろうと思って」みたいなことをいった。レジはどこかと訊かれ、俺「あちらです」と近くの食品レジを指した。
30代くらいの男Bがやってきた。Bは喉が痛くて目がかゆいとのこと。喉はスプレーがほしいようだ。すぐ目に入ったポビドン系に手が伸びたが、やっぱりアズレン系にしようと思った。目薬は安い抗ヒスタミン系(かゆみだけ抑える)と、高い抗アレルギー系(アレルギー自体を抑える)で選ばせようと思った。
【洞察】
1.リアルではそのような症状はない(花粉症はまだ多少あるが)ので、健康の話ではなさそうだ。
2.「メーカー品がない→類似品」は、作った当時の音源がもうない(あるいは自主的に使用禁止)のでオリジナルではなく、類似の作品しか提供できないことを示しているのか。
3.「暇そうだから〜」は、それは暇つぶしの作業(かつ配信の売り上げに貢献)であることを示しているのか。
4.Bの話はよくわからない。対処療法的な作業のことか。