その1)ある山に行って、帰ってきた。下山するとき、ある外人が色紙のようなものに描いた俺への(絵付きの?)メッセージを見かけた。それは、登山道の沿道のある家の庭などに何枚も並べてあった。どうやら俺の絵の熱狂的なファンらしい。
最後の一枚のつたない日本語を見ると、どうやら俺の絵をタダで欲しがっているようだとわかった。俺は苦笑すると、あんなプロでもない絵のどこがいいのかわからないが、それでも最低でも1000円は出してくれないとなと思い、特に構うことなくそこを通り過ぎた。
【現況】作曲への復帰の準備として、有料配信用に、ネットから取り下げたり未完で埋もれたりしている過去作のリマスターをはじめることにした。
【洞察】全然プロっぽくない作品でも、世界のどこかには俺の熱狂的なファンがいるということなのか。とはいえ、タダであげる気はないということか。
その2)見知らぬスーパーで買い物をしていた。棚の列の向こうに、親戚のSKR(子供時代)を見かけた。俺を追ってきそうな顔をしているので、笑ってわざと少し逃げた。
ほどなくこっちにやってくると、SKRは真剣な顔で、彼の父(SKさん)が俺のものを「何でも買ってくれるって」といった。
【洞察】
1.実際のSKさんは認知症のようなので、文字通りの話というわけではなさそうだが。
2a.「何でも買ってくれる」は「何を作っても売り物になる」ことの暗示であろうか。ダメっぽい曲でも直せば売り物になるということ? あるいはそういう準パトロン的な存在がいるということなのか。
2b.もしくは、サブスクの客はその性質上、何でもかんでもDLしてしまう傾向がある、つまり登録曲数が多いほど有利になるということなのか。