その1)(前略忘れ)何かの小さなステージに小林克也らしき男がいた。しかし、リアルとは姿がだいぶ変わっていて、ほとんど別人だった。その変貌ぶりや現在の異常な活動(?)を嘆き、俺は彼のもとへ近づいた。

小林は「俺のこと知ってるのか?」といった。彼は南国のワイルドな爺さんのような顔をしていた(リアルよりは若く見える)。

俺「俺が30代のときあんたはすでに50代だったよな?」小林「そうだ」俺「カツヤ・コバヤシを知らない人なんていないよ。英語は(ネイティブより)よく話せるし、音楽は何でも知ってる」

「そうか」といって、小林は感動していた。

「でも今の(若い)世代は......(小林は)テレビに出てないし(若者はラジオも聴かないから)知らないんだろう」と俺はいった。

「そうだな」といって、小林は寂しそうな顔をしていた。

 

【洞察】

1.小林克也はおそらく「洋楽を紹介する人物」「英語がよく話せる」などの象徴であろう。音楽を聴かなくなったことについて嘆いているのかもしれない。

2.作曲を引退してからは全くといっていいほど音楽を聴いていないが、特に問題は感じてはいないつもりではある。たとえ聴くことに関して復帰するとしても、現状ではiPodの容量に空きがあまりなく、新しいiPad miniなどを買わないと再び聴くことは難しいと思われる。

 


 

その2)俺は実家の居間で朝から受験勉強していた。父(故)から電話があり、親戚から電話があったか訊かれた。「ない」と答えると「電話がきたらいったん帰る」みたいな話だった気がする。

夕方だったか、母が帰ってきた。そのときはちょっと休憩していたが、勉強道具一式は広げたままだったので、咎められなくて済みそうだと思った。母は勉強をサボってないと判断したようで、安堵していた。

父がどうしたのか訊かれたので、電話の内容を話した。母は心配はあまりしてない様子だが「どうしたんだろうね」みたいなことをいった。

 

【洞察】受験勉強が何の象徴なのかよくわからない。読書習慣はいったんやめたし、今はゲームばかりしている。

 


 

その3)ある刑務所Xに送られようとしていた。囚人メンバーのある男は「(Xから)フランスの刑務所に移されたら、超厳重で脱獄は不可能だぞ」といった。

「脱走するなら今のうちだ」という話になった。逃げるためには1人では無理で、協力者(あるいは共闘者)が必要だった。

もし途中で誰かが捕まったりトラップか何かで落伍したら場合は見捨てていい、という約束事を交わそうとした気がする。落伍した1人を見捨てて遠くまで逃げた後、銃声が1つだけだったら、誰かから奪った拳銃でそいつは自決したんだろうと想像した。

 

【洞察】

1.刑務所はおそらく「仕方なくバイトすること」(特に倉庫バイト時代は『捕虜みたいだ』と常々喩えていた)を象徴していると思われる。

2.「脱走」はいわゆるバイト(自分が考えている範疇の望まぬ仕事)をやる以外の道がある可能性を示唆しているのか。しかしそれは1人では無理だということか。だが、今のところ「どこへ(あるいは何に)逃げるのか」とか、いわゆる「戦友」が現れる兆しは感じられない。

3.フランスの警備がなぜ厳重なのかはよくわからない。

4.後半は半覚半眠における頭が勝手に作り出した創作の可能性がある