その1)有名な文系(?)学者A(失念)の講義を聞いていた。そこへ有名な物理の先生Bがやってきた。そこからBの講義になった気もするがよく覚えていない。

そこに通りかかった湯川秀樹(Bはそう呼ぶがリアルとは違う顔)に、Bは質問した。ある点からもう1つの点へ行くための最もあり得るルートについてだった。湯川は黒板に直角三角形の図と難しそうな数式を書き始めた。俺は「字がすごくきれい(見やすい)」といった。Aはその書き方か何かについて文句をつけた。

湯川は「夏(の夜?)にここ(始点)からここ(目的地)へ行くとすると(最短にあたる辺を)まっすぐ行くわけにもいかない」といって、ありそうな位置のポテンシャルを辺の周りに円く書いた。そして、ポテンシャルの領域内の不確定のルートを割り出し確定するための答えとして「30ムガル」といった。

湯川によると『ムガル』という単位は、地球規模の物理の数学を使うようで、やたら難しそうな関数や指数を書いて説明を始めた。

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【洞察】

1. 湯川秀樹は画像や映像では見たことがあり、見た目はまったく別人だった。国内の物理学者では代表格であり、自己の中や深層にいる物理学の権威ということか。

2.「ある道を最短で行こうとしても季節や時間(特に夏?)の影響を受けてまっすぐには行けない」みたいな話に見えるが、何のことかはよくわからない。

3.「ムガル」という単位は、単語としてもまったくの初見で謎である。地球物理的な壮大な話になっているが、そんなに宇宙原理的なことなのか。

 


 

その2)旅をしていた。ある駅でローカル線の気動車に乗った。席はそこそこ空いていたが、2席シートは可動式(回転ではない)のようで、空になった席が開けたカーテンのようにまとまっていて、窓側は座りづらいと思った。

俺は通路側に座った。乗客は高校生くらいの私服の若い子が多い。地元の子のようだが、社会見学か何か学外イベントの帰りのような感じもあった。

壁には高校野球のスコアが掲示されていた。立命館高と岩手の高校の対戦。10-2で立命館がリードしていて9回裏のようだ。スコア表の下の列が立命館だったが、上下が逆じゃないのか(そうでないとすでに試合が終わっている)と思った。

少年少女たちは岩手の健闘を称えていた。スコア表を見ると、中盤までは勝負になっていたが、後半で一気に打たれたようだった。

 

【洞察】

1.作曲活動していた頃に野球のスコアの夢をよく見ていたが、引退してからも見るということは関係なかったのかもしれないが、以下の解釈も考えられる。

2.岩手の高校はいわゆる北国の弱小高の喩えかもしれない。「健闘したが後半は打たれて負けが決定的」というのは「(大して才能もないのに)作曲をがんばり多少は結果も出したが、結局はダメだった」ということ(作曲活動の総括)をいっているのかもしれない。

3.勝つ方がなぜ立命館なのかはよくわからない。立命館というと「関西の名門」「高校の頃に地理学科を意識したが、就職が教師しかないと聞いて早々に諦めた」というイメージくらいか。

【検証】2020.10.24に、三陸から目的地の少し先である「関西(かんぜい)」ヘ向かうローカル列車に納得して乗る夢。