その1)コンビニ+ドラッグのような店でバイトしていた。店内で弁当を食っていると、中年男の客Aがやってきた。Aには連れの中年女B(東アジアっぽいなまりがある)がいた。Bはジェスチャーを交えながら、ブラの中敷き(バストアップ用のパッド)が欲しいと伝えてきた。俺は「ここの? コンビニに?」と訊いた。Bはうなずく。
そんなものあったっけ、店長か同僚のカンニング竹山に訊こうと思った。俺がカウンターの方へ行こうとすると、Aは勝手に俺の弁当の割り箸を手にした。俺がいない間に見張っているという善意らしいが、どうも不潔っぽい。俺は箸を弁当に置くように指示し「衛生的にね(問題がある)」といって釘を刺した。Aは苦笑してそれに従った。
もしこの店になかったら、チェーンの中型以上の店に電話で問い合わさなくてはならないか、竹山に頼めないか、受けたのは俺だからそれはないか、電話は嫌いなので面倒だな、などと考えていた。
【洞察】
1.客の要望があるので、次の作曲の話と思われる。
2.なぜブラのパッドなのかよくわからないが「作り物で胸を大きく見せる」→「虚飾ではあるが、大袈裟にして魅力を増すようにしたい」という、方針なのか。
3.バイト中の小型店にはない可能性が高く、それなりに手間がかかるということなのか。
その2)(半覚半眠の夢)「どーこへ、出雲、迷わーないー」という、アコギを鳴らした男の歌が聞こえた。
その3)実家の近く、旧手稲東中央バス停の近くに下宿していた。そこから大学に通っているらしい。旧国道の横断歩道を渡った。まさかこんなところ(近所)に住んで大学に通うとは思ってもみなかった。
その大学はかつて通った小・中学校がある方向にあるようだ。しかし街の様子はリアルとはだいぶ違っていて、やや近未来的な感じに見えた。
いつの間にかバスに乗っていた。道が悪く土っぽくてバスがよく揺れ、ついに横転した。近くにいた若い女客は「大丈夫みたい」みたいなことをいって、無事だったことを安堵していた。
バスは体勢を直して再び走りはじめたが、また何度か横転し、その度に俺は「うっ」とうなった。
いつの間にか車内の構造が変わっていた。俺は左側に座っていたが、右手の通路だったところに壁のようなものができていて、そこだけ何か別の乗り物(船の通路っぽい?)のような感じがした。客はやはり若い女が多いように思えた。
【洞察】
1.実家近くに住むのは、自己に帰る過程の途中なのか。それにしても、実家から数キロしかないところにあえて下宿するのは無駄が多いようにも見えるが。
2.小・中学校があった場所が大学になっている(街も近未来的)というのは、なんらかの進化や進歩、成長を意味するのか。
3.バスが何度も横転するのは、そこへ至る道では難儀することを示しているのか。