その1)見知らぬインストアの薬屋でバイトしていた。F社時代のパートのSTさんがいた気がするが定かではない。

はじめは平台のイソジンのコーナーが目についた。イソジンとコサジンをきれいに並べ直した。

薬コーナーをよく見ると、以前よりアイテムの数がずいぶん減っている気がした。現場の人によると、やはり縮小したらしい。売り上げが落ちているようで、そのうちここも廃止されるんだろうなと思った。俺が勤めた店(4店舗だったか?)はすべて潰れてるので、そういう何か(悪運?)を持っているんじゃないのかと思った。

それからしばらく店を見ていくうち、いつの間にか薬の多くが別の商品に置き換わっていることに気づいた。陳列用の白っぽいカラーボックスがたくさんあったが、そこにも薬以外の日用ではない雑貨系(?)のアイテムが入っていた。白いコップのような陶器も見かけた気がする。

いつの間にかJKくらいの若いバイトAが加わっていた。商品も紅茶とお菓子などの箱が増えていた。Aは俺が(白衣の上に?)背負っているリュックを引っ張りはじめた。俺は抵抗して床に仰向けになったが、Aはそれでも俺を引きずっていく。俺のリュックはピンクと赤基調の可愛いファンシー系キャラのデザインだった。

Aはリュックから手を離すと、紅茶やお菓子の箱がきれいに飾られた(いかにも女子が好きそうな)コーナーに行き、楽しそうにしていた。リュックからの流れで気づいた俺は「ああ、そういうことをやりたいのね」といった。

 

【寝る前の思考】金峰山に登り、もう(首都圏で)行きたいところはなくなった。これからどうするのか。

【洞察】

1.場所という意味では答えていないが、どうすべきかには答えている感じか。「薬コーナーの衰退→紅茶・お菓子コーナーの発展」は、作曲ジャンルの転換を推奨または暗示しているように見える。

2.「薬」は治療やヒーリングを目的とした曲で、「紅茶・お菓子」は寛ぎや楽しみ、あるいは(リュックの特徴から)可愛い・女子っぽい感じの曲ということか。「そういうことをやりたいのね」ということから、今後はJKっぽい側面が主導でやっていくことを示唆しているのか。

3.イソジンのコーナーはコロナに関係すると思われる。その状況が落ち着くまでのことを表しているのか。

 


 

その2)テレビか何かを見ていた。ある男が、中国スケールの楽器や楽曲を作って話題になっているとのことだった。

女のレポーターBが、当人の部屋を訪ねた。和室のような部屋には、鍵盤のようなデザインながら凹凸のない平らな楽器があった。黒鍵にあたるものがなく、独自のスケールによる白鍵だけが並ぶもの(おそらくシンセの一種)だった。

楽器の左側には、細長い木のブロックか何かで作った大きなグラフ(楽器の3倍くらいある)のようなものがあり、一目でグライコだとわかった。これも自作のようで、かなり細かく周波数ごとのレベルを調節できるようだ。

Bは部屋に現れた音楽家を「健(?)間直樹(けんまなおき)さんです」といって紹介した。てっきり中国人だと思っていたのに、腹の出た日本人のおっさんだったのでちょっと驚いた。

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【洞察】

1.その1で提示した作曲方針の補足であろうか。

2.中国スケールの楽器だが作ったのは日本人ということから、日本人がイメージする中国スケールの音楽あるいは、もっと広く東アジア系のペンタトニックの音楽ということかもしれない。

3.木でできたグライコがよくわからない。モジュラーシンセのように手動で調節する感じに見えたが、 EQ調節の勉強も兼ねているということなのか。

4.「健間直樹」という実在しない名前が、何か意味ありげである。男の見た目からして不健康そうなので、「健康を取り戻す期間」を意味しているかもしれない。その1の「紅茶・お菓子」への転換も、本腰の作曲ができるコンディションになるまでの「軽めの調整」という意味があるかもしれない。