どこかが不調だったのか、ゴールデンカムイの二階堂っぽい男Aが俺を診ていた。Aは「すい臓がんだ」といった。俺は「じゃあもうダメじゃん」といった。

Aは不気味に微笑む。Aの話では、俺の薬指の関節を切り落としてAによこし、Aがそれを食べると治療になるとのこと。「どの関節だ?」と訊くと、Aは「ここです」といって俺の薬指(たしか左手)の第1関節を指した。

俺はヤクザみたいだなと思いつつ、指が欠けると今後の人生で多少不便にはなるが、そのくらいで治るならと考えていた。

 

【洞察】

1.アルコールの過飲などで膵臓が悪くなっているという見方。しかし実際そこまでは飲んでない(多くてもビール500mlx2缶)。もし悪ければ何度も警告してくるのが夢の特徴的な性質のはずだが、その兆候もないので可能性としては低そう。ただ、念のためアルコールは当分控えることにする。

2.昨晩ゴールデンカムイ22巻を読んだ。アシリパのような芯の強い嫁に「収入や他のこと(雑事)は私に任せて作曲に専念しなさい」と言って欲しいと思ったのだが、その思考に反応した可能性がある。二階堂っぽい男が出てきたことが、この夢がカムイの話の影響である証拠として有力か。

「左手の薬指の第1関節を切り落とす〜Aがそれを食べる(消化・消滅する)」ことは、つまり「指輪がはめられない」→「結婚(女)は諦めろ」と主張しているように見える。もし結婚できたとして作曲に専念すれば、がんばりすぎて内臓を弱める、もしくは嫁(や子供)に生命力を吸い取られる、ことが考えられる。

「結婚しなければ(ストレスもしくはアルコール等で)内臓の不調(で死ぬこと?)にはならないだろう」ということなのか。俺にとっては結婚しないことは、指が1本欠ける程度の不便さでしかない?

3.「左手の薬指」は結婚と同等のことを指し、それは自分にとっての人生の両輪といえる旅と音楽のいずれかの可能性がある。どちらかはよくわからないが、その片方を捨てれば病気は防げるということなのか。

そもそも年に2回程度の旅が原因で内臓を壊すことは考えにくい。音楽だとすればもっとずっと前から警告があったはず。だが音楽的アドバイスは多数あったし、やはり有力な見方とはいえそうにない。

別の見方をすると「左手の薬指を食う」ことは、結婚に値すること(生涯の契約)つまり音楽で食っていくこと(内臓の病気を防ぐにはそれしかない?)を暗示している可能性もあるかもしれない。