見知らぬアパートに住んでいた。あるとき玄関を開けると、大学時代の友人OKがやってきた。OKは身長が高くなっていて俺を見下ろすほどで、俺は「背、高くなった?」といった。それ以外は大学の頃のままで元気そうではある。

俺は家の中で何か急ぎでやることがあったが、OKが入ってきたせいでガス給湯器のようなものが斜めに傾いてしまい、俺は「直しといて」といった。ただ火がつけっぱなしなので、それには気をつけてと付け加えた。

アパート室内はいつの間にか大きくなっていたが、真ん中がガレージのようにすっかりオープンになっていて、外から丸見えだった。軽トラが1台、道と間違って迷い込んだのか入ってこようとしたが引き返していった。とにかくシャッターを閉めなければと思い、ワイヤーのようなものを引いて閉めようと思ったが、なかなか難儀しそうだった。

その後、アパート(4部屋だったか?)を遠くから眺める視点になった。ある街の郊外にあり、敷地に木がたくさんあって、いろんな野鳥のさえずりがよく聞こえた。都市ではあるがこういう自然のあるこの家が俺は気に入っていた。かなり郊外のせいか家賃は安いようだが、俺の部屋はしばらく空室だったようだ。空室よりは誰かが入ったほうがマシなわけで、俺が入ってよかったのだろうと思った気がする。