その1)地下鉄(半蔵門線?)の見知らぬ駅にいた。そこには、かなり長い通路があり、その先に円形の広場のようなものがあった。そばにいた誰かによると、それは日本が戦後、米軍に目的を秘密にして作られた防空壕なのだという。計画が途中でバレたようだが、完成には至ったらしい。

広場を囲む金属っぽい網の壁(?)の内側に何人かいる。若そうな女が多い。普段はカフェとしてこのスペースを利用しているらしい。

わざわざこんなところまで来るのか、空調はどうなってるんだろう、でも夏場は涼しくていいのかも、どこかに食料が備蓄されているのだろう、真の目的は核シェルターなのでは、などと考えた。

 


 

その2)実家の居間にいて、ブックオフの宅本便のようなものが来るのを待っていた。外で車のドアが閉まる音がしたので来たと思い、玄関に向かった。母は旧キッチンかどこかへ向かったようだ。

玄関を開けると、もっさりした黒い冬物コートを着た、ごつくて粗野な感じの、物流系だが宅配感はまるでない中年男Aがいた。Aは「安治川さん?」といった。俺は「違いますけど?」といって正しい名字をいった。Aは少し困惑した顔で、一緒にきた同僚らしき男と相談をはじめた。