見知らぬ家のキッチンらしき部屋にいた。イギリス人らしき小太りな(頭の禿げた?)中年男が俺に銀色のブレスレットをくれた。6〜8角形くらいの角ばったタイプで、あまり高いものではないようだ。そのときの俺は(身体はどうかわからないが少なくとも性格は)女だった。
男と少し何か話したあと、俺はそのブレスレットを左手につけた。せっかくくれたので、男にちょっと気を使った感じではあった。男は照れ臭いのかよくわからないが、微妙に微笑むだけだった気がする。
ただ、俺はこれから仕事(おそらくインストアの薬屋)なので「仕事中につけたら怒られるかな?」とつぶやいた。たしかスーパーの規則ではダメだったはずだが、できれば今日はつけておきたいと思っていた。


<解釈>
キッチン・・・(ベサーズ解釈)仕事の場。計画や案を手早く作り、養い育てるための準備をする場。
銀・・・(ベサーズ解釈)精神を護る、光、真実。
左・・・(ベサーズ解釈)知的で道理にかなっていること。ものごとを受け取る方。
【連想法】
キッチン・・・料理するところ。
イギリス人の中年男・・・冴えないおじさん。
銀色・・・アクセとしては無難。金(色)に次ぐもの。
角ばったタイプ・・・ちょっと変わったアクセ。やや非実用的。
ブレスレット・・・女。飾り。おしゃれ。女の魅力(ステータス)を上げるもの。左手につけるもの。
俺は女だった・・・夢の中ではそういう認識。
左手・・・受け取る。利き腕じゃない方。
規則・・・仕事柄の都合。

        • -

【現況】「二流小説家」という小説を読み始めた。期待してなかったが意外と面白く、語り文が非常に上手いと思った。
【寝る前の思考】(昨日の夢の)新潟はいったい何を示しているのか。旅では交通の中継地としてはよく泊まったが、観光は1度きり(直近の旅、それ以降は旅ができていない状況なので下手をすると最後の旅)で、何度も訪れた山陰とは違い、象徴として使われるには弱い気がしている。
【洞察】
0.思考に答えているようにはあまり思えない。現況には関係していそうな気がする。
1.イギリス人の冴えない男は、現況の小説あるいはその主人公(二流小説家)の象徴で、銀のブレスレットはアイデアもしくは「自分の魅力やステータスを上げるためのもの」を示している可能性がある。すごく価値があるものではなさそうだが、役には立ちそうということなのか。
2.夢の傾向から、小説=男(父など)(言葉や文章は左脳・論理的だから?)という元型的な対応が見られる気がする。
3.ブレスレットはなぜ角ばっているのか。あまり実用的ではないという意味なのか、やや奇抜ということなのか。ただ、女の自分はそれなりに気に入っているようではあった。
4.「仕事中につけたら〜」の仕事は、作曲を休業することにしたので、小説を書き始めることを示しているのか。薬屋のバイトはずっと作曲のことだと思ってきたが、どうやら最近の夢の象徴性から、作曲業と作家業はだいたい同じこと(2018.8.23の夢)とみなしているかもしれない。
5.「〜怒られるかな?」は、「その小説を読みながら自分の作品を書くのは(影響を受けてしまうので?)あまりよくない」という恐れ、あるいは規則ということから自我の検閲かもしれない。ただ、自分は(規則を知りつつも)つけたいと思っているので、影響を受けても構わないということであろうか。
仮にそうだとしても、今のところ何のきっかけやアイデアも湧いてこないのだが。




その2)(昼寝の夢)実家の自室っぽい部屋で寝ていた。ふと窓の外のベランダを見ると、母が持ってきたらしい植木鉢の草花がたくさんあった。外はよく晴れていて日光が当たっていた。普段は家の中の人工光にしか当たっていないので、自然の光を浴びている葉っぱが元気そうに見えた。


<解釈その2>
【連想法】
実家の自室・・・自己あるいは自我(=実家)の中核。
植木鉢の草花・・・母の趣味。ペットの植物版。育てる。養う。
日光・・・植物には必要な栄養。

        • -

【洞察】
0.植木鉢の草花はペットと同様に、人が手をかけて育て養わなくてはならない。
1.考えられるのは創作のアイデアで、今は日光に当てて養分を与えている最中ということなのか。
2.体力は普通以上にあるのだが、気力の面の疲弊がひどいと感じている。(8年以上の間ずっと作曲を続けてきた影響か)なかなか精神的な疲れがとれず、一体どうやったら元気になれるのかと最近よく考える。それに対しての象徴的な回答(今は植木鉢の植物に日光浴させているような状況)の可能性もある。
3.自分が日光を浴びたい、つまり登山などで外を出歩きたいという欲求の可能性もある。ここ数日は暑すぎて出られそうにないのだが。