その1)高校くらいの見知らぬ学校にいた。(中略忘れ)あるとき、何かの教室に行くため階段を上ろうとすると、上から2段重ねの大きな四角い枠(色は不明)が下りてきた。なんだかよくわからず慌てていると、大学時代のクラスメイトYZがやってきて、軟質プラスチックのような柔らかい枠の中をさっと通り抜け「こうやるんだよ」みたいなことをいった。俺もそれに倣った。
教室の出入口には改札機があった。YZは切符を2枚重ねで入れた。俺もそうしたが警報がなって入れなかった。YZは「切符の組み合わせが違う」といった。よく見ると切符は2組4枚あり、色が違っていた気がする。色を合わせて2枚通すとうまくいった。券面の日付は5/1〜5/9(期間があるように見えた)だった気がする。
しかし、この方式だとシステムを騙して安い方の切符の運賃で、どこまでも遠くへ行けてしまうことに気づいた。俺はそれを指摘し「これはシステムの欠陥ですね」といった。YZは「そうだね」といった。


<解釈その1>
階段・・・(ベサーズ解釈)人生の方向。上るなら正しい方向。(ケイシー解釈)道。人生で待ち受けている困難(横板のない〜)。あらゆる種類の上昇。生活が今までよりマイナスになってしまう何かをする(〜から落ちる)。成功。一連の様々な出来事や努力による改善。社会的名声の増加。(ウォレス解釈)特定のキャリアの進路と安定した進路を考えている。物事を好転させようと挑戦的になるほど道は険しくなる、つまり適度なペースでコツコツやったほうがよいということ。
切符(チケット)・・・(ベサーズ解釈)新たな経験のチャンス。(ウォレス解釈)自分の望むキャリアの道へ進むチャンス。特定の決断をする自分の権限。

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【寝る前の思考】(夢では具体的な印税や成功の話もバイトをしなければならない話もほとんどないし)収入の方法がわからない。
【洞察】
1.これは高校レベルくらいの学びであり、上昇するとき障害に見えるものでも案外簡単に通り抜けることができ、切符(チャンスまたは権利?)には適した組み合わせがあり、システムの欠陥を利用すれば(必要な金やエネルギー分よりずっと)遠くまで行けてしまう、という風に読める。
2.システムの欠陥とは、自分のシステム(本能的なプログラム?)ことなのか。それともこの世界にはそういう欠陥があるということか。いずれにしても、システムを騙して少ない金やエネルギーでいくらでも大きなことができてしまう、ということなのか。
3.券面の日付から、先週〜今週に限っての話なのか。
4.作曲の機会のことをいっている可能性もある。小さい労力でいくらでも曲が書けてしまうという話?




その2)(半覚半眠の夢)ある本が紹介されていた。戦時中かそれ以前の頃の首相で、金田一という男の話。彼は歴史上ではそれほど目立っていなかったが、かなり破天荒なやり方で成り上がったり政治や駆け引きをしていたようだった。
本の構成も独特で、ところどころフォントの違う超ミニコラムのような枠がちりばめられていた。なんか面白そう、ちょっと読んでみたいと思った。


<解釈その2>
本(書物)・・・(ベサーズ解釈)あなたの人生の本。今生での目的。人生設計の知識。重要な学びが近づいている。(ケイシー解釈)知識。手に入れた教訓。記憶。アイデアアカシックレコード。(フォンタナ解釈)知恵、知性、人生の足跡。
大統領(首相)・・・(ベサーズ解釈)リーダーシップ能力。

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【洞察】
1.金田一という名の首相は存在しないし、いったい誰を指しているのか。
2.金田一といえば、金田一耕助シリーズや、言語学者の血筋くらいしか思い浮かばないが、ミステリーや辞書、あるいはある政治家の記録だったとしても、そんな話には興味を覚えないのだが。
3.実在する人物や小説のキャラに関係ないとすれば「金田一」という名前自体に何か情報が圧縮されている可能性がある。「成り上がりで駆け引き上手の首相」ということから「金が第一」みたいな意味が考えられる。また、それはその1の「システムを騙して少額の切符でどこまでも遠くまで行けてしまう」ことに似ている感じもする。そのための本がどこかに置いてあるのだろうか。
4.かつて金田一のような男がいて、彼のように歴史や世間的には目立たないが、何かのリーダーに成り上がって影響力を発揮する人生を歩むことになる、という予告の可能性もある。




その3)(昼寝の夢)マラソン大会の復路だったか、その中間くらいの通過点にいた。コースのその部分はなぜか屋内で、階段通路の出口と玄関口(土足に履き替える場所)が一緒になったような部分に俺は客として座っていた。そこには他にも観客が座っていて、わりと混んでいた。
そこへ選手たちが階段を下ってやってきた。上位3人くらいはすんなり通過したが、後続は詰まっていて(履き替えのため?)この混雑した部分に溜まってしまい通りづらそうだった。そのうち1人(有力選手)は何かを忘れたのか階段を引き返していった。混んできたので、俺は邪魔だから他へ移動しようかと思った気がする。
その前後だったか、ある本屋でワゴンに入った本を見ていた。分厚いやつで『タイムパラドックス』というのが気になった。SFのようでもあり科学系読み物のようでもあった気がする。その本は2種類あり、通常版と易しく書かれた版があった。厚さは変わらないので易しい方は本当に内容をすべてカバーしているのか確かめたくなった。値段は3780円もして、けっこう高いなと思った。


<解釈その3>
混雑・・・(ベサーズ解釈)状況がわからないこと。混乱している。

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【洞察】
1.ここ数日マラソン関係の夢が多い。俺は選手(学生)だったり観客だったりするので、視点の主客の違いを表しているのか。5日は登山舗装道上りの前半で、6日はどこかの補給ポイント、今日は復路の中間ということで、話が進んでいるようにも見える。ここ3日は特に作曲作業などはしていないのだが、なぜマラソンなのかよくわからない。
2.混雑しているのは、今の状況の意味がよくわからず混乱していることを示しているのか。
3.「タイムパラドックス」は、SFの中では最も好きなテーマといえるが、そういう本が(曲ネタとして?)いずれ現れることを予告しているのか。
それとも、この世界には時間軸が多数あったりしてその現象が(おそらくは自分の周囲に)実際に存在することを教えようとしているのか。つまり未来→現在、現在→過去という具合に、なんらかの方法で過去を書き換えることが可能であるとか(不可能ならわざわざ話題には挙げないだろう)、もしくはそれによる矛盾が生じているために現在が混乱していることを示そうとしているのか。
【検証】
その1で「システムの欠陥」(安価で遠くへ行けてしまう)があるとか、その2で歴史上では目立たないのに破天荒に成り上がるとか、タイムパラドックス(過去改変?)とか、この世界には(楽をして目的を達するための?)なんらかの抜け道のようなものがあるような気がしてならない。