その1)夜、実家の2階にいた。外は雪が積もっている。今日はクリスマスイブのようだ。玄関前の駐車スペースに黒っぽい車が2台ほどあった。1台は飯島真理と教授(坂本龍一)が乗っていた。2人は付き合っているようだ。特に飯島の方がエスコートしているように見えた。2人は楽しげで、これからどこかへ出かける(あるいは出かけてきた?)ようだ。
いつの間にか俺は玄関前の車の後ろにいた。時季が時季だけに、リア充でセレブな2人にほんの少しジェラシーを感じた。玄関の横にはママ(?)チャリが置いてあった。玄関から母が出てきて「邪魔だからどけたら?」みたいなことをいわれた。ちょっとくらい奥にやっても大して変わらないだろうと思ったが、隣のSTさんの家の庭が空いていて、そこにとめればいいということになった。この辺りではもう夜ではなかった気がする。
チャリを押していき、スペースにとめてスタンドを引いた。気づくとそこには中型の犬(オスっぽい)がいた。STさんは入院か何かでしばらく留守にしているようだ。犬はひどく寂しそうで、母が同情的なことを何かいった。俺は犬自体があまり好きではないので、特に関わろうとはしなかったが、主人に放置され(それもひどい話だが)ているのに、どうやってエサを食べているんだろうと不思議に思った。


<解釈その1>
夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。
雪・・・(ベサーズ解釈)清らかさ、真実、平安、リラックス。新しいはじまり。再出発。自分の世界を新鮮な目で見ること。(フォンタナ解釈)恐れや障害が解消している(〜が解けている)。変容や浄化。心の創造性が遅滞し障害をかかえている(凍えるような状態)。
冬・・・(ベサーズ解釈)精神の内省、分類。次に訪れる成長の春に備える時期。
クリスマス・・・(ベサーズ解釈)祝典。愛のパワーに目覚めること。精神的な誕生。より高い気づきを与えたり受けたりすること。家族や友人との関係が人生に与えてくれたものを表す。現在に活かすことのできる心の強さ。
自転車・・・(ベサーズ解釈)バランス(のとれたエネルギー)が必要。(ウォレス解釈)人生のより個人的な領域。(パーカー解釈)自分を発展させるための個人的な手段。自分自身の感性と関係する。
犬・・・(ベサーズ解釈)自分の男性的な側面。(ケイシー解釈)信頼できるとは限らない性質・気質。誠実なものと不誠実なもの。人懐っこいが怒らせたら敵になるもの。攻撃性。直感的知識。従順。(ウォレス解釈)忠実で愛すべき仲間。(ホロウェイ解釈)愛情や忠誠。厄介な問題(襲ってくる〜)。(フォンタナ解釈)忠誠、忠実さ。保護、友情の必要性。(自己観念)無駄に吠える、とにかくうるさくて公害でしかない、デリカシーがない(小型〜)。

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【洞察】
0a.飯島真理は初期の頃、教授がアルバムをプロデュースしたり楽曲提供していたので、関係性はそれなりに高いと思われる。
0b.リアルではSTさんはだいぶ前に亡くなり家も解体されて、今は私有の駐車場になっている。
1.夜のパートは、冬や雪ということから休息や次への準備を示しているかもしれないが、クリスマスイブということで何かを贈ったり贈られたり、特別な意味や大きな祝祭的(?)イベントがあるのかもしれない。
2.教授と飯島真理が付き合っているというのは、アーティストをプロデュースすることに関係する話なのか。あるいはかつて(30年くらい前?)の音楽的なある関係性が復活するという暗示であろうか。
3.黒い車は、無意識あるいは潜在的な、欲求や方針や実現性を表しているのか。あるいは、金持ちは大抵黒光りする高級車に乗っているという観念があり、収入的なチャンスという意味の可能性もある。
4.「チャリが邪魔で隣の家の庭に置く」「放置された犬が寂しそう」というのがよくわからない。チャリもST家も今はないので、婉曲的な比喩と思われる。実家に住んでないのに実家の夢(おそらくは自己の現状を表す)を見ることから、STさんの家は自己ではなく間近な人や事物を表しているのかもしれない。
たとえば「作曲作業を休んでいる(=冬の夜→チャリを実家の外にどかす)ときに、リストラされた知り合いの男(=主人に放置された犬)に出会う」みたいなストーリーが考えられる。




その2)レンタルあるいはセルのCD屋にいた。まだオープン前のようだ。大量の在庫のCDを五十音順に棚に並べていくというバイトのようだ。
棚の空いた場所にどのくらい並べるかは目分量のようで、俺は少し驚いて「そこは手動なんですか?」といった。すると薬屋社員時代のパートのNTKさんっぽい人が「(ポータブル)端末で検索してCD(名)を抽出し並べていく」みたいな説明をした。検索の塩梅が手動らしい。


<解釈その1>
薬屋・・・(独自解釈)以前に勤めていた唯一の仕事。曲を書き始めたり完成する前後に見ることが多く、対応する商品があることから、生業を示していると思われる。リアルでは自分に相応しくない仕事だったが、夢判断の素材としては的確で役立っている。(追記)ブランクの時期にも見るので、作品毎というより、生業自体の健康の話かも。

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【洞察】
1.結局バイトをしなくてはならない、という予告の可能性がある。
2.薬屋パートのNTKさんが出てきたことから、これは生業に関する話であり、オープン前はデビュー前のことで、自分が書いた大量の曲(=在庫)を(ジャンル別に?)整理することになる、ということかもしれない。