薬屋(札幌のNM店)に出勤した。俺は店内にあった大きな荷物をカウンターの裏に置いた。カウンターには何人かいたが、20年ぶりくらいにきた俺には気づいてない様子。俺はまた、何かが詰まった別の重いダンボール箱を、床をずって押しながら、事務所のあるバックヤードに向かった。

扉を開けようとしたとき、カウンターにいるパートのSMさんが「おかえりなさーい」といって手を振ってきた。その隣には現店長らしきSMZさんがいて、こっちを見て微笑んでいる。俺は恥ずかしげに軽く手を振り、バックヤードに入った。

それにしてもSMさんまだやってたのか、俺がやめてから20年以上も? と俺は驚いた。SMさんは当時からほとんど老けてないように見えた。