その1)特急らしき列車に母と乗っていた。都心へ向かっている。少し混んでいて、俺たちは立っていた。

ある駅で少し人が降りた。席がちらほら空いた。母は「(私は別にいいから)座ったら?」といった。俺はそうすることにして、空いている席に向かったが、近くのは座られてしまった。

もう少し先へ行くと、車両の隅に単独の青いシートが空いていた。隣の車両から誰かくる気配がしたので、俺はさっとそこに座った。ちょっと強引で悪い気もしたが、座りたいのでまあいいかと思った。

正面にも同じタイプのシートがあり『Ships』というブランド名が小さく入っていた。客船に使われるものなのかなと思った。座席は列車のシートにしてはちょっとしたソファのような風格や弾力があって、いい席だった。ともかく座れてよかったと思った気がする。

 

<解釈その1>

列車・・・(ベサーズ解釈)人生の旅。方向を定め操縦していく力。物事を進展させて、成長・変化していく必要。好機。適切な進路に従う。機関車ならゴールに到達するすさまじいほどの力。(ケイシー解釈)人生の旅。人生の状況において方向を定め操縦していく力(運転士)。物事を進展させて、成長・変化していく必要。好機。一連の考え。活力。軌道に乗る。(ウォレス解釈)特定のキャリアチャンス。自分が望むキャリアへの出発ホームを見つけようとしている(正しいホームに行こうとしている)。(ホロウェイ解釈)自分のレールを見直すとき。(フォンタナ解釈)旅の途中で援助を受けている。与えられた機会を取り逃がす(間違った〜、目的地を乗り過ごす)。

イス・・・(ベサーズ解釈)あなたの置かれた状況、態度。自分をどう見ているか。自分らしさ。

【連想法】

都心へ向かう列車・・・自己の核心へ向かっている。

近くの席は座られる・・・近場のバイトの枠は取れない。

少し先のシート・・・やや遠くのバイト先。

さっと座った・・・誰かにとられる前に確保。

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【現況】あちこちバイトの面接に行ったが、倍率が高そうだし、自分の条件はかなり不利(未経験・年齢)なので、とても受かる気がしないし、そもそもいきなりオフィスで働くのも精神的にきついかもしれないと思い始めている。

【洞察】

1.都心へ向かう列車は、自己の核心へ向かうこと、あるいはチャンスや機会を示していると思われる。

2.「空いた席〜近くはとられてしまう」は、おそらくバイトの枠のことで、最近受けた近場のバイトはどれも受からないことを示しているかもしれない。

3.「少し先にあるいい席」は、少し遠いが「いいポジション(バイト)」であることを示しているのか。しかし、誰かが狙っているので、今のうちに確保したほうがいいということか。

4.「Ships」というブランド名や、客船の座席のような感じが何を示しているのかはよくわからない。次は倉庫のピッキングのバイトを受けようとしているので、shipping(出荷、発送、運送)のこと? あるいは、倉庫が巨大なので客船に見立てている可能性もある。

 


 

その2)教室で小中学あたりのクラスメイトと話していた。

あるときから俺は下半身裸でだったが、誰も騒いだりはしなかった。しかし俺はちょっと気になるので、女子から離れたり、机にそれを当てたりして巧みに隠していた。

机の上に『おやじパンツ』という名のパッケージがあった。ももひき風の白い下着のようだ。俺はダサいと知りつつそれをはいた。はいてみると、膝の部分に保護加工があったり、思ったよりフィット感や縦の網目加工(?)などがあってレギンスのようだと思った。俺はそのことを伝えに、皆がいる方へ戻ろうと思った。

 

<解釈その2>

裸・・・(ベサーズ解釈)自分の本当のフィーリング、アイデアをさらけ出すこと。自分からも他人からも包み隠さないこと。(ケイシー解釈)肉欲。隠そうとしていた何かを暴露する。無視または無理解(故の無防備な状態)。非難にさらされたときの感情。世間に対して自分がつけていた仮面を脱ぐ。相手の本当の気持ちを知りたい欲求。謙遜。人生での使命を果たそうとしないこと。(ウォレス解釈)(人前で〜)自分がひどく弱い、危険にさらされている、と感じている。いつもは自信満々だが自分には致命的な弱点があると感じている。本当の自分や才能を表現したいという欲求。(ホロウェイ解釈)(人前で〜)変化への緊張。慣れない立場に戸惑っている。成功の反面、注目されて人目が気になる。(フォンタナ解釈)拒絶されることに対する恐れ。自分の精神的深さや、ありのままの自己。本性。本当の価値。

【連想法】

下半身裸・・・(今後バイトで初めてづくしになるためか?)無防備感や無力感。緊張や恥じらい。

おやじパンツ・・・普段そういうのははかない。ダサい「おやじ(おっさん)」だという自己評価。

レギンスのよう・・・自分が思っているよりは(他人の目には)イケている。

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【洞察】

1.おそらく、これからバイトするとなると、たいては若者らの中にひとり「おやじ」が入っていくことになるわけで、それが無防備感や恥ずかしさを暗示しているのかもしれない。

2.「ももひきと思っていたのが、はいてみると機能的なレギンス風」だったのは、実際やってみると、自分が思っているよりは他人の評価は悪くない(ダサくはない)であろう(そのことに気づくであろう)ということなのか。