旅である旅館に泊まっていた。
(中略忘れ)
翌日の朝、さて出発しようと思った。俺は宿の玄関っぽいところにいた。俺の荷物は大きなダンボールの中にあった。周りの床を見ると、地元の土産物らしき食品が2つくらい置いてあった。それを見ていると女中がやってきた。土産は俺にくれるという。荷物は宅配で送ってくれるというので、土産をダンボールに入れ、頼むことにした。
宿代を払いに食堂のような所に向かった。レジの所にいた婆さんAは「52000円ね」といった。それはレジの間違いによる冗談だと俺はわかっていて、他の女中たちも「5200円でしょ」といってAを冷やかした。
代金を払うと、Aは領収書の名前欄について「『おばあ』でいいよ」といった。一瞬その通りに書いたほうがいいのかと思ったが、まあ冗談だろうと思い直し、旅館の名前を書くことにした。
(中略忘れ)
これらのことを現下宿の寝床で夢日記に書こうとしたが、思うようにペンが動かず字が書けない。眠くて意識が保てないのか、でも何とか書かなくては、などと思っていると、そこで目が覚めた。


<解釈>
ホテル・・・(ベサーズ解釈)成長のための大きな可能性。みずぼらしいホテルは、悪習慣を止める必要。荒れ果てたホテルは、潜在能力を充分に使っていない。堂々としたホテルなら、精神的に豊かで持てる多くの才能を活かしている。(フォンタナ解釈)過渡性。人間関係での移行期、アイデンティティの変化や喪失。
鞄(手荷物)・・・(ベサーズ解釈)自分が何者なのかをはっきりさせるために、肌身離さず持ち歩いた問題、または考え方。あまりにもつまらないこと。がらくた。簡単な何かを困難にすること。(パーカー解釈)現実における義務や責任。

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【洞察】
1.休憩は終わりで、また作曲の旅に出るということか。
2.旅の荷物が大きいのは、重荷に思っていることや心の負担(成功して経済的問題を解決しなくてはならないなど)のことか。宅配で送ってくれるのは、それは他力に任せればいいということなのか。
3.領収書の名前が自分ではなく、旅館やそこの「おばあ」というのが何のことかよくわからない。「おばあ」という呼び方は沖縄的な感じだが何か関係あるのか。