プロ野球の試合に出ていた。相手は巨人。俺のチームは近年は強く、今年は優勝が迫っていた。
しかし今日の試合は劣勢だった。終盤、俺はランナーで1塁にいた。バッターは日ハムの大野(なぜか左打席)。今日のゲームは厳しいだろうと思っていた。ところが大野はボール球を強引に打ってガッツポーズした。
まさかと思った。ボールの行方は見失ってしまったが、大野の様子から逆転ホームランだとわかった。俺は驚きのあまり集中力を失い、塁を踏み損なっていないか心配で、2塁と3塁を踏み直した。
スタンドの方を見ると、ユニフォームを着た巨人ファンがぞろぞろと帰りはじめていた。


<解釈>
野球・・・(個人的観念)野球やサッカー(の試合は)創作をプロスポーツに照らし合わせていると思われる。進行度、作品の状態(出来の良さ、取捨選択のせめぎ合い、バランスなど)、大会の大きさは曲のレベルを表していると思われる。あるいはフィジカルの状態。
左・・・(ベサーズ解釈)知的で道理にかなっていること。ものごとを受け取る方。

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【現況】コンテストCFの#1は、書き始めの頃は大した曲にならないと思っていたが、アレンジやエディットが上手くいって、思いのほか満足のいく出来になった。
【洞察】
1.「(打率や期待値が低い)大野の逆転ホームラン(〜優勝)」は、現況(の意外性)を表したものと思われる。
2.ベースを踏み損ないそうなのは「まだ仕上げが終わっていないので集中力を切らすな」ということか。