その1)見知らぬ下宿にいた。あるとき、院時代の友人SNが帰ってきた。彼は「原稿が明日までに(?)3500枚必要」といった。家で印刷するするために後ほど送ってくるらしい。俺は「明日までなんて無理だろ」といった。しかしよく考えてみると、5秒に1枚印刷したとしても17500秒なので1日の1/4もかからないか、と思い直した。だが労力を考えると、多少高くついても印刷所に頼んだほうがいいのでは、とも思った。


その2)3500枚もの原稿とは何のことなのか考えているとき、ふと手元のノートを見て、そういえば小説を書いていたことを思い出した。これに取り組まねばならないと思い「(学校の)勉強やってる場合じゃないな」とつぶやいた。


<解釈その1・2>
印刷機・・・(ベサーズ解釈)人生の演目を学ぶことなく何度もくり返すこと。気持ちを通わせること。教え。
ノート・・・(ベサーズ解釈)必要なことを望むことを記録する。または自分について記録したもの。(マロン解釈)注意したり把握したり、心に留めなければならないこと。

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【洞察】
1.原稿3500枚というと文庫本の小説なら6〜7冊分だが、小説を書いているわけではないし、ノートに書かれたドラフトの小説を見る感じでは、おそらくは仕上げ前のミックス〜マスタリング待ちの曲(5曲ある)ことと思われる。勉強が新たな作曲を指すとすれば、新曲ではなくすでに書いた曲の仕上げをやるべきである、といっているように見える。
2.明日まで、というのが気になる。2日で5曲の仕上げはけっこうきつい。明日以降になにかイベントでも起きるのか。




その3)壁や天地が黒く塗られた(暗いというよりシックな感じのインストアテナント風)見知らぬ薬屋にいた。俺はフルーツサラダのかかったマカロニのようなものが入っている子供用食品の大缶を抱えて、なんでこんなもの買ったんだろうと不思議に思っていた。
ほどなく、子連れの女客がやってきて「ナプキン(?)を置いてませんか」と訊かれた。俺は「老人用の尿もれパッド(のサンプル)ならあるんですけどね」といって、タンスの一番下の引き出しを開けた。女は勝手にそこに手をのばし、パッドや歯ブラシ(5本くらい)など試供品をいろいろ持ち出していった。図々しい奴だなと思った。
気を取り直して店舗の方に目をやると、バイト時代の社員UNっぽい女が通りかかって少し目があった。見かけるのは久々な気がするが、まだ会社にいたのか思った気がする。


<解釈その3>
黒・・・(ベサーズ解釈)自分の内にある無意識の、未知の側面。恐れによって拒絶したもの。(ケイシー解釈)妨害。無意識。自分の嫌いな部分。潜在的にはあるが、まだ開発されていないもの。誘惑または邪悪。謎。(ホロウェイ解釈)未知の領域に踏み込む時。あらゆる可能性。今問題になっているものはまだ意識のはるか外側、自分の力の及ばない領域にある。
薬屋・・・(独自解釈)以前に勤めていた唯一の仕事。曲を書き始めたり完成する前後に見ることが多く、対応する商品があることから、生業を示していると思われる。リアルでは自分に相応しくない仕事だったが、夢判断の素材としては的確で役立っている。(追記)ブランクの時期にも見るので、作品毎というより、生業自体の健康の話かも。
食べ物・・・(ベサーズ解釈)心身、感情、魂のための栄養。考えとアイデアのための栄養。(ケイシー解釈)心に栄養となるもの。肉体を維持するすべてのもの。精神的な支え。精神を養うもの。(ウォレス解釈)自分の欲求を満たす能力。成功のチャンスを探り、それを最大限に生かすエネルギーを提供するもの。(フォンタナ解釈)自己保存、種の保存(フロイト説)。

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【洞察】
1.子供用食品の大缶は、子供心を満たす心身の栄養のことか。PSアーカイブスの「R4」を買って遊ぼうと思っているのでそのことかもしれない。
2.「図々しい女客」「商品が売れたわけではない(試供品をもっていかれた)」「苦手な社員」ということから、新曲に手をつけていい調子ではないという感じか。