冬、忍路海岸へつづく道を歩いていた。(リアルと違い)左手にすぐ海があり、冬のせいもあってか「荒れてるなぁ」とつぶやいた。(上京したらもう帰ってこないつもりなので)父(故)の故郷を今回を最後に見ていこうと思っていた。
ごくゆるい下り坂を、靴底についたローラーのようなもの(左足のみ。右足でかく感じ)でゆっくり滑っているのがちょっと気持ちよかった。一人で忍路に来たのも冬も初めてだなとか、夏とは全然雰囲気違うなとか思った。それにしても、すっかり景色や建物が違うので忍路ってこんな所だったっけと妙な気分だった。
地元民と何人かすれ違った後、突き当たりの港近くにある大きな神社に入った。けっこう人がいて賑わっている。神社もこんなに派手な色合いで立派だったっけと不思議に思った。(リアルでは突き当たりの)港を探していて、それは神社を通った先にありそうな感じで、そこまで行ったら帰ろうと思っていたが、道がいつもと違う感じだしちゃんと帰れるか不安だった。しかし、神社前で道が山林側と海側の二手に分かれているのを見て何となく思い出し、これなら帰れるかも、帰りも海側にしようかそれとも通ってない山林側か、と考えていた。


<解釈>
冬・・・(ベサーズ解釈)精神の内省、分類。次に訪れる成長の春に備える時期。
海・・・(ベサーズ解釈)尊重され賢明に活用される、巨大な感情のエネルギー。生命力のみなもと。(ホロウェイ解釈)豊かな生命力、神秘。(フォンタナ解釈)無意識に向かい合うこと(ユング説)。
海岸(浜辺)・・・(ベサーズ解釈)意識と無意識の間にある境界線、または橋。巨大なエネルギーを海から引き出す能力を持っていて、無意識の未知の力を集めて人生の目標を実現するために使う。(ホロウェイ解釈)自分の中の限界線。新たな領域への入口。希望や変化の前兆。
寺院(神社・礼拝所)・・・(ベサーズ解釈)あなたの内なる寺院。(ケイシー解釈)自分にとっての心の幸福とは何か理解するための助け。寺院の中で生じてきた過去世の記憶。いくつかのテーマを研究するとき意識とともに働き始めた霊力。肉体。(フォンタナ解釈)平和、一層高い知恵、精神的な側面。

        • -

【現況】春旅が近いので無理はせず体調を整えようと思い、作曲のペースを落とすことにした。
【洞察】
0.リアルでは去年の夏、父の実家の方の墓参りを打ち切った。
1.忍路は父(故)の故郷なので、特に男性性の側面の源泉についてか。
2.冬なのは、作曲あるいは旅や上京の前の精神や感情面での内省や準備段階を表すのか。夢の中では「上京前にこれで最後」と思っているので、上京が近いこと(それ故の休息期間?)を暗示している可能性もある。
3.海が荒れているのは感情の様子か。
4.賑わっていて、大きく派手な神社はいったい何なのか。神社が自己の中の聖地(真実)を表すなら、実は色鮮やかで賑やかな事(おそらくは作曲のこと)が好きとか? もしくは神社が栄えていることから、精神の休息や祈りや神頼み(=がんばらない)を勧めているのかもしれない。