その1)ある男がナイフなどで自分の体じゅうを刺していったが、痛がることもなく血も出なかった。不思議に思っていると、何らかのきっかけでトリックのタネが明かされた。男は体じゅうにゴム管を仕込んでいたので無事だったようだ。
その後、誰かにゴム管を引き抜かれると、ひどく痛がり血も噴き出した。


<解釈その1>
ナイフ・・・一般に、創造的にも破壊的にも使える力強い手段。(ケイシー解釈)身を守るだけでなく、人に自分のやり方を無理やり押し付けるのにも利用できる「両刃」の道具。物質的世界で行使される破壊的力。男性の性器。攻撃性、敵意。心にしみること。
ゴム・・・一般に、しなやかさ、絶縁体、保護。ゴム加工品を身につけているのは、感情の吹き荒れる中での保護を示している。
痛み・・・一般に、抑圧、問題の回避。心身、感情、精神面に不調和が起こっている。
血・・・一般に、生命力、エネルギー。血を流しているなら、エネルギーを失っている。心配や疲れから、バランスがうまくとれずに疲れ切っている。

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【現況】出歩くことができないほどではないが、机に向かうだけのモチベーションはなく、長時間読書する気力もなく、何にすがることもできず悶々と過ごしている。
【洞察】
1.心身の不調和やエネルギーの消耗を実際より感じていないタネは、それに柔軟に対応している(またはあらかじめ何らかの形で保護・ブロックしている)からということか。しかし本当は、ひどく不調和で消耗もしているのか。
※ この頃、感動や先のことに期待することが減ってしまった(加えて世間や他人の痛みに反応しなくなった)と思っているが、その原因は、疲れや不調から身を守るために起こっている反応のためかもしれない。
不調の苦痛をあまり感じさせない代わりに、感情のパワーもほとんど使えない、つまりプラスもマイナスも何も手につかないニュートラル状態か。
2.あるいは、不調和を感じてないとか疲れてないフリをして誤魔化している。




その2)教室のような所で艦これっぽいゲームをしていた。あるとき、航巡から航空機が盗まれた。俺は腹を立てて請求書を書いた(というか、いつの間にか作られていた)。
数は11とあったが、そんなに盗られてないと思い、8に訂正した。それでもまだ多い気がした(本当は4くらい?)が、とりあえずそれにしようと思った気がする。


<解釈その2>
飛行機・・・一般に、魂の覚醒と精神的な高みへ、新たに舞い上がること。飛行機の位置は、特別な問題、または状況に関する精神的な気づきや直感力を反映している。
盗む・・・一般に、エネルギーの消耗。止まって、誰に力を与えているか確かめる必要。

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【洞察】エネルギーを消耗していて、気づきや直感力が落ちている、ということか。しかし、実際は思っているほどひどくはないのか。




その3)ある研究室にいた。院時代の同僚SNもいる。
あるとき、飼育用の水槽から赤っぽい小魚などが次々と床へ逃げ出し、手ですくって戻していった。背の低い水槽では、揚げ豆腐みたいな魚がうねうね泳いでいるのを見かけた。
その後、壁面ガラス越しにいたはずのコブラっぽい毒蛇など、毒や刺のある危険生物(主に水生〜両生)が襲ってきた。俺は部屋から逃げ出した。
廊下でイスに座り、そこに立っていたSNに抱きついて「もうこんなの嫌だ。卒業まであと半年ちょっとなのに…」と泣き言を口にした。
すると、他の教室の下級生たちがやってきて、氷水の入った振動機械(試作)を俺の頭のてっぺんに載せた。マッサージ効果で楽になるらしいのだが、ゴリゴリする振動が気持ちいいのか悪いのかよくわからなかった。


<解釈その3>
研究室・・・一般に、人生設計とアイデアを組み立てる仕事場。この世でどの段階にいるか、どれだけものごとを把握しているかを反映している。
実験・・・一般に、日常生活で選ぶべきものがある。新しい考え方やアイデアを試し、新たなチャンスを切り開く。何か違うことを試す。チャンスをつかんでいる。
魚・・・一般に、瞑想、精神の栄養が必要。
蛇・・・一般に、クンダリーニパワー、生命力、創造的なエネルギー、精霊、内なる癒しのパワー。覚醒。噛む場合、エネルギーが身体の特定の部分を通って、押し入ろうとしている。(ケイシー解釈)知恵、純粋な創造のエネルギー、自己超越、性欲など。(ウォレス解釈)変化のチャンス、成長や成熟する能力。価値のなくなった行動を捨てる(脱皮)。
逃げる・・・一般に、自分から逃げること。動けないなら、状況や問題からこれ以上逃れることはできない。
追いかけられる・・・(ウォレス解釈)何らかの緊張を生み出している状況(追跡者による)。その問題に立ち向かうべきであろう。
卒業・・・一般に、立派に仕事を成し遂げた。

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【洞察】
1.研究室で飼育している生物は、大なり小なり実験、つまり創作の素になるものと思われる。
2.成長や超越、覚醒するための機会(ただし、かなり骨が折れるかもしれない)からは逃れられない、ということか。
3.他の危険生物たちは、世間に批判されるかもしれない(多くは先進的すぎて受け入れられないかもしれない実験的音楽のことか)という恐れの象徴であろうか。
4.卒業まで半年ちょっと、とは年末(または年度末)のことさすのか。おそらくその頃に持ち金が底をつきそうになるので、何らかの転機(学び〜修業期間を終えて真のプロへ?)があると思われる。
5.下級生たちによるメッセージは、(恐れてないで)頭を冷やせということか。もしくは「百会」のツボ位置から、クールダウンして全身の疲れをとってから取り組めばよい、ということか。




【今日のカード】Ladybird(聖母マリアへの祈り・願いは叶えられる・過去に失ったものが帰ってきます)/Clairecognizance(何となく浮かぶアイデアが答え・大天使ウリエル)/Topaz(ネガティブを創造の炎で浄化・自然)/77 Two of Pentacles(The Cup)(変化の地点にて、逆説、両極性、二元性そして調和を探す機会が示される。天上から注がれるものを受け取ることにオープンであれば信じられないほどの滋養がもたらされセンタリングすることができれば解決となる。光の力が生命の力になる)