その1)ヨーロッパのある国にいた。母か誰かを待っている間ヒマだったが、何かのきっかけで街を散策することになった。右側通行の車道が新鮮だったが、車は道端に歩行者がいてもお構いなしに突っ走って恐かった。
ある爺さんの車は気を遣って止まってくれた。俺は他の歩行者をまねて「Thank you」と言った。爺さんが笑顔で手を挙げたので、俺も手を挙げた。通じたのがなんかうれしかった。
その後、赤地に白の旗(デンマークかスイス?)が並ぶアーケード街に出た。道を覚えきれないので、あまり遠くへ行かないよう気をつけるつもりでいたが、いつの間にか見知らぬ階段を上っていた。
少し前からずっと、数歩先を歩いていた黒人の若い女がふと振り返り、日本語で「紙ありますか?」と言った。ヨーロッパはトイレの紙が原則自前らしい。しかし、先へ行ってトイレ(ドアなし)を見ると、どれも半分くらい減ったトイレットペーパーが下がっていた。ここはまともな方の施設のようだ。
女はそそくさとトイレへ向かった。質問されたときになぜか手渡された、1.5センチ幅くらいの超短い櫛が手元に残った。女は取りに戻ってこないようなので、記念にもらっておくことにした。


<解釈その1>
外国・・・一般に、まだなじみのない新しい側面。あるいは過去世。
階段・・・一般に、人生の方向。上るなら正しい方向。
トイレ・・・一般に、取り除くこと。不必要になった過去の体験を浄化すること。解放すること。手放すこと。許すこと。
櫛・・・一般に、状況のもつれを解決すること。今はまだその途中。

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【現況】
1.作詞家の推敲待ち。作詞家との意見の食い違いがなかなか解決しない。
2.暇だが作曲できる体調ではないので、秋旅の計画をした。
【洞察】
1.トイレの紙は尻拭いという意味なのか。自分のツッコミが厳しすぎるのでもう少し許せということなのか、それとももっと改良してやる必要があるのか。
2.超短い櫛は、作詞家とのもつれの問題はもうそれほど多くないことを意味するのか。(歌詞は8割方できている)




その2)福岡へ行った。飛行機の中で、誰かとタブレット上で情報がすれ違っていた。俺は女のフリをして答えたが、それは自動回答機能によるものだった。相手もそれだったのでなんだか面倒になり、ウィンドウを閉じた。
空港を出ると地下鉄の駅へ向かった。昭和前半の営団っぽい感じで、自販機がない。窓口の横に路線図が貼ってある。JRの福岡駅を探したが、ごちゃごちゃと別の広告が上貼りしてあり、よくわからなかった。
日が暮れる前にもっと九州の北の方へ行きたかったが、人見知りなのでなかなか窓口の人に訊く決心がつかなかった。


<解釈その2>
空港・・・一般に、魂の覚醒に向かうところ。
地下鉄・・・一般に、自分の深層部分を見つけ出すこと。列車に乗る場合は、新しい目標のための準備をしている。

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【洞察】
1.タブレット上のすれ違いは、作詞家との意見の食い違いを指すのか。二人とも余所向けで(本音じゃない)で話しているということなのか。
2.体調がイマイチのため(あるいは作詞問題が解決していないため)、次のインスト曲(H-#24/OSTのラスト)を書く決心がついていないということか。




【今日のカード】Wolf(自尊心、スピリチュアルな守護者・教師・競争より協力)/Breathe(深呼吸・不要な癖を手放す・大天使ラファエル)/Fluorite(予言・アイデア)/56 Nine of Swords(Saint Germein)(変化の触発者。自由に向かう旅において愛と平和の持つ重要な価値。自己の人生を作曲するなかで指揮者になる感覚。あらゆるレベルにおけるネガティブの解放)