その1)夕方のころ、見知らぬ街にいた。坂が多く道が狭い地域だった。俺は夕食を求めて坂道を下っていった。途中で母に会った。二人はいつの間にか横になっていて、母は俺の背中に抱きついて寝ようとしていた。本当は恋人にしてもらいたかったが、仕方なくそのままにさせておいた。
その後、誰かの手があごの下をのど輪のように押し上げた。はじめはくすぐったかったが、だんだん苦しくなってきて目が覚めた。


<解釈その1>
母・・・一般に、分別のある賢く経験を積んだ女性的な気質。自分の母親に投影された気質。
喉・・・一般に、コミュニケーションに必要なエネルギーの源。

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【洞察】
1.直感や創造性が休息を求めているのか。
2.会話をしたがっているのか。




その2)見知らぬ店の中で、何人かの少女と知り合った。修学旅行なのか、遠くから外出している感じだった。そのうち今時のアイドルっぽいA子から積極的にアタックを受けた。いきなりだったので俺はちょっと引いていた。
その後、店のショーウィンドウらしきガラスが派手に割れて、店内に飛び散った。防弾ガラス並みに分厚いものだったので割れたことに驚いた。俺は他の人たちと破片を拾っていった。原因は窓際にあった店主のある道具が作動したとか、という話が聞こえてきた。
やがて、誰かが具合悪くなったのか医者を呼びにいくことになった気がする。下りのエスカレーターにのると、A子がいた。A子は手を握ってきたが、異様な熱に俺は思わず「熱っ!」っと言って手を引いた。よく見るとA子の右太ももはピンク色に腫れ上がっていた。本人は大丈夫と言っているが、ふらついている。A子は右脚をよく叩いていたので、それが原因かと思った。
俺は先生か医者を探しに事務所のような部屋へ向かった。医者たちは他の患者にかかるために出払っている様子。学校の先生(大学時代の分析化学の教授TN?)らしき男がいて「A子が店先にある心臓の薬(硫酸を使った何か)をまちがって扱ったとき同じ症状を見た事があり、それが原因じゃないか」と言っていた。


<解釈その2>
ガラス・・・一般に、ガラスが砕けるのは、幻覚、希望、意識、夢が壊れることを表す。
医者・・・一般に、内奥に宿る医師。癒しを与える高次の自己。導き。
エスカレーター・・・一般に、迅速で楽な旅。最良の選択を行い、最良の方角へ向かっているかどうか。上に向かっているなら正しい方向。
ピンク(ローズ)・・・一般に、愛。
右・・・一般に、与えること、創造力、直感、神の気づき。右へ進むなら正しい方向。
脚・・・一般に、この世の基盤。維持するための機能。地に足をつけて留まる能力。
心臓・・・一般に、神の力、愛、感情、フィーリング。

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【洞察】
1.与え過ぎ(がんばって作業しすぎ)て創造力や愛情が不調になっているのか。体が不調になるとよく手が火照るのでそのサインか。無理をしたために、心臓あるいはハート(第4チャクラ)に負担がかかっているのか。
2.心臓の薬は、昨晩見たアニメのことであろうか。ガラス割れのことも含めて、恋愛幻想に浸りすぎているということか。(店先にある道具とは、寝床に置いてあるワンセグケータイのことか)




その3)大学か何かのコンパに出ていた。その帰り、店の玄関先の壁にかけてあった緑色の小型リュックに手をかけた。すると、人前では愛想の良かった高校時代のクラスメイトKBにむっとされた。俺のはその上にある、ライトグリーンの大型のやつだった。
外に出ると皆、気温が低いのか体が熱いのか、胸元から大量の湯気を発していた。
帰り際、結局最後まで居酒屋(あるいは通っている大学)のあるこの辺りの地理がよくわからないままだったなーと思った。


<解釈その3>
【洞察】
1.「最後まで〜なかった」という感じから、コンパは卒コンと思われる。
2.リュックはリアルのもので、放浪用に使おうと思って買ったもの(未使用)。転機(移住または旅立ち)が近いのかもしれない。
3.結局、今暮らしている街のことがよくわからないまま(旅立つことになる)ということか。
4.体が火照っているので、疲れや過労のサインと思われる。




その4)下宿の玄関先で音がするので行ってみると、見知らぬおっさんがいた。鍵をかけてあるはずなのにと思いつつ、俺は「ちょっと勝手に入ってくるなよ」と言った。おっさんは「今度出ることになったから」(転出のあいさつ?)と、口ごもりながら言った。どうやら下の階のおっさんかその代理(引越屋?)らしい。


<解釈その4>
【洞察】その3につづき転機のサインと思われる。リアルにおっさんが引っ越す予見かもしれない。だとすれば、静かになってありがたい。しかし、(おっさんが霊的に俺の監視役だったとすれば)自分も旅立つという予告かもしれない。




その5)苫小牧あたりからのびる路線に乗って旅をしていた。途中のある夜、どこかの駅で降りて(その覚えはない)池か湖に出た。2組の兄弟か姉妹が泳いで遊んでいた。俺も少し浸かってみた。冷たいのであまり長居はしなかった。
時刻表を見ると変わった列車を見かけた。ほとんどが別路線経由か通過のマークが入っていて、途中ある島(半島?)を一回りするらしい。そこは道内のイメージもあったが、湘南江ノ島のイメージもあり、よくわからない。
来た道を戻るといつの間にか明るくなっていて、急な坂道やカーブの小道を上った。「電力用」と書かれた杭を道端に見かけた。
やがて広い道路に出た。ある橋の途中で、黒い犬が道路を渡って悲しげに鳴きながら俺に抱きついてきた。犬はいつの間にか小熊(若熊?)に変化していた。熊と気づいて恐くなった俺は、泣きじゃくるそいつを振り切り、小走りに逃げた。道路の反対側には巨大な親熊がいて、子供を探している様子。
歩道の行く手に別の2匹の熊らしき姿を見かけてビビったが、よく見ると、着ぐるみとわかってほっとした。しかし、彼らが向かっている方に熊の親子がいるので、危ないと言おうと思った……ところで目が覚めた。


<解釈その5>
夜・・・一般に、ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。
池・・・一般に、自分の感情を反映するもの。
電気・・・一般に、生命力。バイブレーションまたは周波数の割合。エネルギーとしての燃料が必要。
島・・・一般に、リラックスするための避難所。創造的な自己表現。人々から遠ざかること。状況から逃げ出したいという願望。孤立。
橋・・・一般に、移り変わり。古いものを手放し新しいものを取り入れること。成長のための新たなチャンス。人生の新しい目標へ向かう出発点。知性的、創造的な直感力をもつレベル。
黒・・・一般に、自分の内にある無意識の、未知の側面。恐れによって拒絶したもの。
犬・・・一般に、自分の男性的な側面。
泣く・・・一般に、ストレスや緊張、欲求不満を解き放つこと。問題を解決しながら障害を抜け出しているところ(喜びの涙)。美しいものを鑑賞するか、他のものや人と調和することで感情が解き放たれ、涙があふれている。
熊・・・一般に、体力、能力。感情のエネルギーが不安定。あるいは遭遇への恐怖感かもしれない。
黒い熊・・・今は瞑想をし、自己を見つめる大切な時です。仕事と休みのバランスをとり、遊ぶのを忘れないでください。(トーテムアニマルより)
【洞察】
1.遊んだりして、感情のエネルギーを充電する必要があるということか。夜なので夜にやることか、まだ行われていないという意味か。
2.がんばりすぎて、男性性あるいはインナーチャイルド的にストレスがたまっている、ということか。しかし、休んだり遊んだりすることを恐れているのか(経済面での恐れ)。




【今日のカード】Mouse(不要なものを手放す・成果・ディテールにとらわれない)/Healthy Lifestyle(健康的な生活・大天使ラファエル)/Rose Quartz(ハートチャクラの活動と調和)/25 Knight of Wands(Convalescence/Florence Nightingale)(真実の擁護者、自己の中にバランスを与え鋭く両面をはっきりと見るパイオニア。決定がなされる必要があるところに十字路を示す。自己に向かう自分自身の旅においてだけでなく、その過程で接する人々の恩恵のためにも真実を探し求める。失望からの解放)