その1)実家の玄関前にいる。俺はある女の生態を記録した赤いノートPCを持っていた。ファイルを開こうとすると、ログインIDとパスワードを要求された。すると、家から見知らぬ少女が出てきて「買ったばかりだから設定されていない」と指摘される。少女がPCを操作すると、モノクロ表示の管理画面が現れた。まわりに知った人が何人かいたので、俺は「今はいい。後でやる」と言った。
やがて、人がいなくなると、俺はIDとパスワードを決めようとした。しかし、「GRAPHIC○○」(○○は失念)という項目がたくさんあり、いちいち設定しなければならないと知る。どこかにマスターID/PWはないものかと考えていた。


<解釈その1>
玄関・・・一般に、自分の判断力の拡張。楽しみ。リラックス。
赤・・・一般に、エネルギー、生命力、情熱。あるいは怒り。
PC・・・一般に、心の反映。自分の考えや言動が入力されて、現実をつくり出す。
グラフィック・・・辞典に項目無し。「絵や写真(ピクチャー)」の類なら、過去に学べなかったことを現在見ている。「芸術」の類なら、潜在能力や才能のこと。
IDとパスワード・・・「錠」の類なら、心に錠をかける。孤立。あるいは、名前を登録して自分の持ち物として確定するという意味。

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【現況】昨日は創作に向かわず、TVを見たりマンガを読んだりした。そのマンガの尋常ではない画力と好きなものが凝縮された展開に、久々に感動を覚えた。
【洞察】
1.買ったばかりの赤いPCは、新しい情熱のことか。女の生態は、マンガの主人公のことかもしれない(好きになったばかりか、その人になりたいとまで思った)。
2a.マンガ家の絵に感動しその画力がうらやましいと思った。一方で、自分は絵が描けないという思い込みで可能性に錠をかけようとしている。
2b.マンガなどグラフィカルな情報から得られる事を、自分のものにしろ(創作に活かせ)ということ。(このマンガのOSTを勝手に作りたいと思っているので、近い解釈。場面ごとに曲をつけるか、一冊で一曲にまとめるかという議論であろう)




その2)ある地方都市にいる。翌日、何かの行事があるらしい。俺はタクシーに乗り、後部(ベッドになっている)で横になった。運転手は柳原可奈子。明け方に目覚めると、ひなびた歓楽街の明かりが徐々に消えていって、夜が明けた。ふと大きな看板が目に入る。「傀儡○○」(○○は失念)と書いてあった。柳原が車を出したので、どうしたのかと訊くと、「ケンタッキー(フライドチキン)に行く」という。後ろを見ると、別のタクシーが一台ついてきていた。
場面は変わって、アーケード街っぽい所。柳原を見ると、鼻をむずむずさせている。「風邪か?」と訊くと、彼女はうなずいた。俺は副作用の少ない「小青龍湯」をすすめるつもりでいた。すると、近くにいた中年女(はじめは大学の頃好きだったJだったが、徐々に顔が変化した)がうれしそうにうなずいていた。


<解釈その2>
タクシー・・・一般に、一時的な個性。過渡期にいる。
ベッド・・・一般に、休息、くつろぎ、元気を回復するところ、育てるところ、性的なコミュニケーションを楽しむところ。安全を望むこと。加護に気づくこと、など。
夜明け・・・一般に、はじまり。新たな覚醒。洞察と理解。仕事の評価が上がること。
看板(広告)・・・一般に、注意せよ。高次の自己、導きがメッセージを送っている。
傀儡・・・国語辞典より、「あやつり人形」「自分の意志や主義を表さず、他人の言いなりに動いて利用されている者」
アーケード街・・・「商店」がたくさんあるので、「資質、アイデア、チャンス、才能」がたくさんあること。
風邪・・・「病気」の類なら、不調和、感情が抑圧されている。心身がストレスを受けている。
薬・・・一般に、治癒、若返り、心身や精神のバランス。

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【洞察】
1.まだ旅の途中であり、現在の休息は一時的なものである。
2.ひまつぶしにネット麻雀をしているので、それにはまらないように(ゲーム会社の傀儡にならぬよう)という注意。安っぽい娯楽はおしまいで、創作をはじめる時期がきているということ。
3.創作にかかる前に、芸達者(柳原)な側面には心の栄養が必要であり、また感情や心身のバランスがくずれているので、癒す必要がある。(漢方なのでゆっくり癒す、あるいは自然の力に触れるということ)




【今日のカード】Penguin(夢、アストラル界の探索)/Divine Order(天の導き・大天使ラギュエル)/Selenite(人生のより深い意義を探し求めよ)/103 The Archangel Haniel(「栄光」または「神の恩寵の栄光」)