その1)岸辺を走るF1マシンの列を、湖の水面上から見ている。先頭はフェラーリ。一方、二人のドライバー(うち一人はジャン・アレジ)だけは、ヘリで参加し、思い切りショートカットしていた。しかし、ヘリは不調なのかやがて湖面上で停滞した。
場面は内陸の一本道に変わる。F1マシンの行列はなぜかのろのろ走っていた。妙だと思っていたら、行く手の方から謎の一団(教団っぽい)がやってきていた。俺はいつの間にか道の上にいて、他の男たちの導きで歩いていた。謎の一団とすれ違うとき、そばにいた男Aに(何らかの社会的)弱者を装うようにアドバイスされた。そうしていると、一団の男Bは俺に銀縁のメガネをくれて、そのまま去っていった。
メガネをかけてみると、度が全然合っていない。近いものを見る用らしく、道の彼方を見ていると気持ち悪かった。Aにメガネを渡すと、彼も同じリアクションだった。


<解釈その1>
岸辺(浜辺)・・・一般に、意識と無意識の間にある境界線、または橋。
湖・・・一般に、感情に関すること。海ほど大げさではない。
F1マシン・・・「車」の類で、「日常生活の自分」なら急ぎすぎている、「望みを実現する能力」なら最強の素質、であろうか。
競走(レース)・・・一般に、自分自身と競い合っている。勝つために側面をすべて統合すべき。
フェラーリ(赤)・・・赤は、生命力、繁殖力、エネルギー、情熱。または怒りやコントロールできない感情。
ヘリコプター・・・一般に、精神、魂の成長。
教団らしき人・・・賢い教師の類であろうか。
メガネ・・・一般に、自分の状況をもう一度見よ。いっそうの洞察力を得たので、もっとはっきりものごとを見ることができるだろう。他人のメガネなら、自分の内なる明瞭な目で見ていない。

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【現況】小説の最終推敲をはじめた。1日30ページ(1p=文庫2p分)くらいやれば今月中に終わると思っているが、今の精神力では多少きついとも感じている。
【洞察】
1.偉大な情熱と能力を統合すべきである。
2.ずるをするヘリは、(感情的な問題で)魂の成長をさぼっているということか。
3.社会的弱者→たとえば金がない事とすれば、「おまえは貧乏を装っているが、それは遠く(現状からみた未来。このままだとあとどのくらいで金がなくなるかと、つい計算してしまう)を見ているからそうしたくなるのだ。足もとや身の回り、つまり今をよく見なさい、今に集中しなさい」という教え。
※ 金のことを気にしすぎて創作を楽しみきれていない、あるいは急ぎすぎて他の楽しみを逃している、と言いたいのだろう。




その2)夜、デスクトップPCのディスクチェック(またはウィルスチェック)をしているが、なかなか終わらず、妙だと思っている。ふとノートPCの画面に目をやると、好みの女優(若い頃の坂井真紀に似ているが、他の人の要素も入っている)の壁紙がこちらを見ていた。少しの間見つめ合っていると、その女は急に怒った顔をして俺を睨みはじめた。写真が動いたので、恐ろしくなり、俺はイスを引いて逃げようとする。すると、画面の中から中田(日ハム)が飛びだしてきて、「おいおい、怖がるな」と俺を呼び止めた。


<解釈その2>
夜・・・一般に、ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。
怒り・・・一般に、欲求不満、心の傷、感情や欲求を素直に表現できない。

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【現況】寝る前、今好きな女優Mと旅をしたり結婚できないだろうか、などと考えた。
【洞察】
0.壁紙の女優は「10年以上前の好みを総合したもの」、それが怒っているとはどういうことか。しかもなぜ、ノートPCの壁紙なのか。
1.昔の好みの側面がMに嫉妬している。あるいは昔の好みや恋愛が消化しきれていない。
2.好きな女に対して、感情や欲求(美化してしまうため、特に性的なもの)を素直に表現できていない。
3.好きな女について、好きという感情を怖がってはならないと、おそらく恋愛について「希有の才能を持っているがまだ成長段階(中田)」の側面が言っている。