その1)ある若い女を連れ、駅のホームで目的の電車を探している。それぞれのホームには何本もの特急列車が並んでいるのだが、どのホーム幅も異様に狭い。乗る列車はそこを通って向こうへ行かねばならず、さらに途中から急に足が重くなって、たどり着くのに難儀した。
目的の列車は、茶色っぽい一両だけの、古めかしくもファンタジック(いわゆるお伽仕様)な感じのものだった。中に入ると、車内はすべて木(材)でできていた。イスは小さくて、幼い子供用のばかりが並んでいる。連れの女はいつの間にか幼女になっていた。中にいた保母風の女に「危ないから早く席につきなさい」と言われると、幼女は「はーい」と元気よく返事して小さなイスに腰かけた。すると、どこからともなく煌めく何かが飛んできて、不思議な図柄のペンダントのようなものに変わると、幼女の首にかかった。


<解釈その1>
列車・・・一般に、ゴールに到達する力。自分の場合、創作(各列車はそれぞれの作品か?)に関係することが多い。
茶色・・・一般に、現実性、基盤、地に足をつけよ。精神面に思いが偏りすぎている。
木材・・・一般に、しなやかな、温かい、養い育てるもの。気持ちを落ちつかせるもの。
イス・・・一般に、自分の置かれた状況、態度。自分をどう見ているか。自分らしさ。
子供・・・一般に、自分のある側面。傷つきやすい、無邪気、素直、しなやかさ、陽気さ。
光・・・一般に、神の叡智、能力、エネルギー、悟りを理解する能力など。
ペンダント・・・「ネックレス」の類なら、あなたの内なる美と創造性を装い飾ること。

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【洞察】
0.作曲ができないことを心配して、今現在の目的に気づくのに難儀している。
1.現在の目的は、のんびりして(一両編成)、常識を手放し、もっと子供になって、リラックスすること。そうすれば、神の叡智や能力、エネルギーが得られ、創造性を装い飾るであろう。飾りは喉〜胸の位置なので、コミュニケーション(自己コミュニケーションとしての小説)や歌、ハートに関すること。
2.お伽話でも読んで、凝り固まった考えや態度をほぐしたらどうか、ということ。




その2)家庭の下水処理関係を扱う、理系会社の就職説明会に行った。雑居ビルの狭い階段を上っていくと、小さなフロアに、学生たちや会社の人事らしき男たちがいた。人事と挨拶したとき、一人は俺と同じ名字だと、お互い気づいた。
この研修は、これから4週間(16週だったかも?)つづくらしい。俺は作曲で食っていくつもりなので、自分に合わないと感じたら初日でやめようと思った。
会が行われる前、すぐ隣の控え室(部屋はつながっている)でふと気づく。俺はさっきまでのスーツではなく、私服でジーンズをはいていて、左手首はチョコアイスキャンディーが溶けたような汚れが一周していて、べとべとしていた。


<解釈その2>
下水・・・一般に、過去の考え方や態度や信念は、全部洗い流せということ。
階段・・・一般に、上っているなら正しい方向。
名前・・・一般に、自分の名前を夢の中で見聞きするのは、注意を払いなさいということ。
左手(首)・・・一般に、左は受け取る方。あるいは自分のパワーストーンの位置なので、それに関すること。

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【洞察】これから4週(9月〜10月頭)あるいは16週(年内)は、過去の考えや態度などを洗い流すための期間である。
現在受け取っている学びは、「今年の前半、まだ収入がないからと創作を急いだ(小説が優先だったはずだが、作曲と同時進行した)ために、精神やスピリチュアル的にひどく疲れてしまった。そのため、今はインスピレーションを感じ取る力(左手)が妨害(汚れ)されている」


【指針】急いだり、努力しない(でできる状態→自発的、いわゆるワクワク)ほうが、結果的に良い作品を書いている。今後はいかにして「急がない」「努力しない」「疲れるまでやらない」かということが肝要。