実家が軍艦になっている。俺はブリッジにいる。隣に亡き親父がいて、艦長をつとめる。彼は片言の英語で、ロシア軍の将校と交信している。ぎこちないが、どうにか通じているようだ。
我が艦は、目的地へ行く途中の島々で兵隊を拾いつつ航行する。まず、中年の女たちがブリッジにやってきて俺を総帥と呼ぶが「自分は一番下っ端で、偉いのは隣の人」と、俺は親父を指さす。彼女らは、一階の和室で控えるようだ。
その後、若い女たちがやってきて、コンピュータールームはどこかというので、エロい画像は隠したっけと考えつつ、二階の和室へ案内する。そこには互いに背を向けるように二つの机があり、片方はノートPCでもう片方はデスクトップ(+大型ディスプレイ)。後者は俺がメインに使うので、ノートを使わせることにする。女は二人いて、ややオタクっぽい方が席につく。彼女は漢字が大好きなようで、漢和大辞典のようなソフトを起動し、文字の成り立ちなどを見ている。女は特にフォント萌えらしい。候補の中のあるゴシック体をさして、身悶えしていた。
<解釈>
軍艦・・・辞典に項目なし。潜水艦、戦車の類なら、(今は平穏な生活なので)感情的な保護。
将校・・・一般に、導き。
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【洞察】本来は軍の総帥なのだが、今は亡き親父などのスピリットに保護を受けているということか。若い女たちが「文字」にこだわっていることから、文章、小説に関すること(もっと書けか、もっと読め)について語っているのであろう。PCを使っているので「書け」のほうが強いかもしれない。