その1)ロシアの極東の一部(ウラジオストクの北東500km辺り一帯)が日本領になっていて、道北から出る船で行けるようになっている。大陸が異様に近くなっており、所要2〜3時間。利尻島を旅した後、またいつか行こうと思っていたら、いつの間にかそこへ向かっていた。
船を降りるとひなびた港町があり、海岸沿いを少し歩く。雲の動きが日本と違い、これが大陸性の気候かと感心していると、雲がどんどんおりてきて視界が真っ白になる。仕方なく港へ戻り、小さなバスで名勝へ行くことにした。ただ、とにかくこの一帯は船もバスも交通の便が悪く、本当は一度帰ってプランを立ててから来ようと来る前から思っていたが、いつの間にかバスに乗っていた。バスの中はイスがなく、四畳半くらいの狭さで、4〜5人しか乗れない。乗客は床に足をのばしたり、寝転がったりしている。ある男が女に向かって「おまえ」というので、初対面でそれはないだろうと思っていたら、乗客は俺以外、皆知り合いのようだった。やがて、仏頂面の若い女運転手がやってきて、バスは発車する。
曇天の下しばらく走ると、いつの間にか景色は青空の南国(沖縄本島周辺の離島っぽい)になっていた。天災かなにかで分断された遊歩道を横目に、バスは海岸沿いを走る。
俺は知らぬ間に外にいて、大きな牛(茶色の闘牛っぽい)と対峙する。追いかけられたか、乗っかったか忘れたが、ともかく一絡みあって、またバスに乗って元の港に着く。待合室にいるとき誰かが、俺が持っていた干物にウジがわいているというのだが、あれは死体にわくもんだろと思い、確かめはしなかった。まだ旅の途中だが、目が覚めてしまった。
<解釈その1>
大陸の日本領・・・自分の中では既知といえど、特別で遠くにある領域か。あるいは未知領域を消しつつある。
港・・・一般に、感情の嵐の中でも安全な場所。休息、修理。あるいは基点であろうか。
海岸(浜)・・・一般に、意識と無意識の境界。
雲・・・一般に、精神の状態を表す。
白・・・一般に、真実、保護、導きなど。
バス・・・一般に、自分を表現するための潜在能力。
南・・・一般に、精神的な気づき。あるいは、南国風にのんびりやること。
青空・・・一般に、精神性、自由、広がり、リラックス、幸せ。
牛・・・辞典に項目なし。トーテムアニマルのメッセージは「自分を癒し、育む」「症状の改善」「チャンスには積極的に関わる」「上昇期」
茶色・・・一般に、現実性、基盤。心の動きや精神面に思いが偏っているという忠告。
干物にウジ虫・・・否定的な考えや、不健康な面、能力が使われていないという点(ウジ)に関して、矛盾や誤解がある。(裏を返せば、肯定的、健康、能力を発揮しているのが事実)
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【現況】実質的に今年のWorkはあと2曲控えている。時間的にはギリギリと思っている。夢見の新しい本を読み始めた。
【洞察】
1.利尻島は先にやる方の曲の喩えであろうか。言及は少ない。
2.今は夢見(海岸)の本を読んでいる場合ではない(読む必要がないor読むには早い)。Workに集中せよと、白い導きが押し戻す。
3.後に書く曲は、すでに難儀な旅だとリアルでは予想しており、おそらくその通りであるという予見。間に合うから南国的に焦らずのんびりやりなさい。成長の良いチャンスなので現実(自分の基盤=創作)としっかり向き合うように。
4.力は発揮されている。現段階で、これ以上(スピリチュアルな)知識が必要なのか、落ち着いて考えてみるべきであろう。
その2)あるスーパーに買い物にきている。奥まったテナントっぽい所にレジがあるが、コイン受けの部分が壊れており、見知らぬおっさんが修理している。俺はこのスーパーに勤めたことがあるのか、少しなじみがある。レジが治ると、俺はおっさんに「おつかれ」と言って、スーパーを後にする。
帰り道、なだらかな上り坂の途中に、ふとん屋があると気づく。ある青年が中古のふとんを売りに、店へ駆けこんでいく。そのとき俺は、買い物をすっかり忘れていたことに気づき、あわてて戻ろうとするが、雨が降ってきてしまう。仕方なく急いで帰ることにした。その後、曖昧になって目が覚める。
※ 訳のわからない夢なので、書かずに寝てしまおうとしたところ、顔じゅうひげ面のおっさん(夢とは別人)のイメージが浮かび、「思い出せ!」というので、思い直してできる限り書くことにした。
<解釈その2>
スーパーとレジ・・・自分の場合は、(売り物になる)曲に関する話だと思う。
中古のふとんを売る・・・休息を売っている(しっかり休みなさい)。あるいは、例の夢見に関する本は(君には向かないから)さっさと売ってしまいなさい。
買う・・・「店」の関連で、新たな部分の覚醒させること等。
雨・・・一般に、感情面が成長する準備のための浄化。パラパラ雨なので一時的なものであろう。
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【洞察】
1.レジは治った。準備は整いつつある。
2.青年はふとんを大きな本のように抱えていた。つまりその本は売ってしまいなさいということか。
3.次の覚醒の前に、少し準備期間がありそう。