その1)旅先かなにかで、見知らぬ土地をさまよっていたような(うろ覚え)。ある建物に寄ると、バカリズムと別の男がボードゲームに興じていた。二人用なので、自分は余っている。仕方なく待っていたら、ドアから強面の男が入ってきて、バカリズムと強引に替わった。相手ができたので「じゃ、やりますか」とお互いにこやかに言う。ゲームは数種類の色の四角い駒を並べていくものだった(ルールは不明)。
ゲームを始めようとすると、強面男がこっちへやってきて、ゲームを奪っていった。俺が取り返そうとすると、強面はゲームを下敷きに寝転んで邪魔をする。男は強そうで怖かったが、さすがに怒りを我慢できず、「おい!」と男の胸ぐらをつかみ上げた……ところで急に目が覚めた。
(まどろみの中、男はビビって俺に謝ったイメージがあったが、理性による修正かもしれない)


<解釈その1>
【洞察】バランスを取るという今生のゲームを、シュールなユーモアでもって展開していくことの障害となるのは、自分の中の強面な側面ということか。いずれ対決せねばならない。(自分は作品、特に歌詞に厳しいらしく、ネット上とはいえ、ある人に強面と言われたことがある)




その2)うろ覚えで、一部創作かもしれない。若い魔女に負われ、病気になる魔法を浴びる。神社のような所で治してもらい、一つのお告げを受ける。魔女に対抗するには、魔球(魔法を球状にしたものであろう)を跳ね返すよう、念じればいいのだという。次の対決でそのように念をこめると、見事に魔球は跳ね返ったが、魔女は危うく避けたので当たらなかった。それでも魔女はひどく驚いていた。その後も、追われたり隠れたりバレたりして、また対決……という感じだったような、よく覚えていない。


<解釈その2>
魔球・・・魔力とすれば、怒りや心の傷。自他を傷つけること。
魔女・・・変えなくてはならない、醜い側面。人を思い通りにしようとすること。自己嫌悪。

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【現況】帰省中の実家の庭で、母親が木蓮の木の枝が伸びて下の草花に日が当たらないから、切ってくれと前日にいわれた。俺は木を傷つける主義はない、勝手に植えて勝手に切るんじゃないと言い放って、断った。しかし今日、自分が切るから、そのあと枝が倒れないよう、支えていてくれと言われ、仕方なくそうしたが、思いのほか重い枝で花の莟まであって、すごくショックだった。どうして止められなかったのか、少なくとも自分は行為を幇助しない道はなかったのかと、ひどく罪悪感を感じてしまった。俺は野生の植物を愛でる主義なので、自分の都合にあわせて庭をやる人が理解できず、その後はずっと怒りのやり場に困ってしまった。
【洞察】夢から覚めたのは午前10時、事件は11時だった。庭をやる人を自分が思う自然のルールに更正させようとしたり、説得に失敗して自己嫌悪に陥る、1時間後の自分への警告だったのだろう。怒りや自己嫌悪はしぶとい。今後も何度も対決せねばならないということ。
怒ったときは、魔女の攻撃を跳ね返すよう、これからはイメージしてみよう。