すでに限界を超えてしまっている地球環境を崩壊に導かないためには、リサイクルだの排出規制だの消費の自粛だのといった小手先の対策ではすでに遅く、地球を一つのシステムに見立て、そのシステム自体がかかえている問題を変えていかなければ、人類はあと百年と保ちそうにないという衝撃の事実。
著者らの予測はシミュレーションに基づくものだが、おそらくこのままでは、崩壊のシナリオとそう変わりのない未来がやってくるだろう。
ただ、この警告をすべての人に伝えるには、出版というかたちだけではまったく足りない。柔らかい頭をもつ若い人にこそ伝えなくてはならないのに、それでなくとも本を読まなくなっている人たちが、娯楽でもない本に1260円も払うと著者は本気で思っているのか? 本当になんとかしたいというのなら、人類に残された時間がギリギリだというのなら、小学生向けや電車でも読める縮刷廉価版や、それこそWebやケータイで無料で配信すべきではないのか。
どんなに素晴らしい内容の意見や資料も、知らない人の方が多ければ、まったく意味がない!
まずはそういう根本的なところから考え方を変えてみてはどうですかね、著者さん。★★★